◆万博のテーマを教えてください
大阪・関西万博のテーマは、『いのち輝く未来社会のデザイン』
「いのち」というと人のいのちを想像しがちですが、「食」「ライフサイエンス」「AI」など様々な意味が考えられます。また、植物のいのち、地球のいのちと捉えていくことも出来ますよね。
◆企業の関心も高いようですね?
万博のコンセプト『未来社会の実験場』を実現するためのアイデアを企業などから募集したところ、1000件以上の提案がありました。大企業だけでなく中小企業からも相当数寄せられ、協会にとっても大変励みになりました。アイデアの一部は当協会ホームページで公開していますので、ぜひご覧ください。
◆アイデアは会場内だけのもの?
会場外でもいろいろなアイデアをいただいています。東大阪や八尾の製造業の方が、万博を見に来た世界の人に自社の工場を見学してもらうツアーなどを考えておられるようです。万博は中小企業が世界に自らの技術やサービスを売り込むチャンスにもなると思います。
◆関西の発想は面白い
関西は文化や観光も魅力がいっぱい。おもろい万博を実現するため、中小企業経営者、女性や若者のユニークな発想に期待しています。
◆どんな万博になる?
まだ、プロデューサーが決まっていませんから、具体的な展開はこれからです。今後、万博のテーマを会場計画や展示等に落とし込んでいく中で、皆さんからいただいたアイデアを活かしたいと考えています。
【プロフィール】
1986年東大法学部卒、通産省入省、2017年7月近畿経済産業局長、2019年7月から現職。京都府出身。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞