ツルミ製麺所(電話 06-6934-3833)は、博多麺から札幌麺まで多彩なラーメンを製造・販売する生ラーメン専門メーカー。約700店舗のニーズに応えた麺を提供し、街のラーメンを縁の下で支えている。
昭和52年の創業。大阪市城東区古市1丁目に本社工場をもつ。「高校3年の時に父が倒れ、大手企業の就職も諦めて後を継ぐことに。配達しながら毎年1000軒のお店に飛び込み営業しました」と2代目の佐々木博文社長。
大阪府下には当時約3000の中華料理店があると言われ、その8割のお店に足を運んで営業。「すぐには買ってもらえませんが、何かあると声を掛けてもらえるようになりました」と、努力が実を結ぶ。
当初、35軒だった取引先が今では約700軒、年商も7億5000万円に成長させた。「仕事で知り合った人から麺の作り方や経営を学びました。お客様の麺の要望には基本断らずに挑戦しています」と。レシピや加工方法を工夫し、地元とそん色ない博多麺、札幌麺もつくれる数少ない製麺所として知られる。
設備投資を強化、この2年間で約1億円かけ最新鋭の機械を導入。年間約2000万個の生産量を誇り、関西でラーメン店向け供給量ではナンバーワンを誇る。
パート従業員を含めスタッフは75名前後。最近では「社員を外部の勉強会や展示会にも行かせています。私と一緒に行動する事も増えました」と社員教育にも力を入れる。今後はスープやかえし、チャーシューなど麺以外への参入も検討中。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞