上田木材 (電話 06-6556-3500) は、梱包用木材の卸売販売・加工、パレットや木箱の製造を軸とし、物流業界の木材ニーズに一貫対応。型にはまらない挑戦を続け、梱包用木材の可能性を追求している。
卸売問屋として創業し約70年。「お客様に喜んで貰えるなら、でき得る限りの手間は惜しまない 。また卸売業だけでなく、製材・加工・製造へと仕事の領域を拡大することで何とかやってこれた」と、3 代目の上田益稔社長。
大正区鶴町に本工場・倉庫・営業所、浪速区塩草に第二倉庫を構え、木材の即納体制を確立し安定供給に努める一方、複雑で特殊な木箱の製造なども手掛け差別化を実現。さらに、業界では比較的若い人材を雇用し、工場内も明るく元気な雰囲気がある。
製造部門ではパレット関連が主力を占めるが、「良いものが造れるのは本業である木材問屋の経験があるからです。価格競争力はもちろんのこと、商品の品質と安定供給が実現できる。仕入先様・自社・顧客先様との信頼関係を一番に置くことが大切」と。お客様のニーズに応え多彩な分野で、こだわりの梱包資材を提供する。
上田社長が本格的に始めた加工・製造分野への進出で、今では従業員 23人となり、売上高も順調に推移している。
最近では植物貿易業者ともコラボレートし、樹齢千年のオリーブの木製プランターを製作。東京五輪向けに供給する話もあり、新たな木材需要を広げている。
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