竹原編集長の明るいコラム

『ビジネスは幸福と算盤へ』(Free)

2020年4月18日

◎松下幸之助の世代

時代とともに、商売を始める人の動機が随分と変わって来ました。以前は、間違いなくお金儲けです。これは非常に分かりやすいです。それと、立身出世です。
世の中で尊敬される、今風ならリスペクトされる人間。故郷に錦を飾る。身を立て、世に出ることで、周りから「凄い人」と称賛される人間になる。松下幸之助、山善のモウやん世代です。

◎もっと幸せになりたい

日本中が貧乏な時代。まずは貧乏から抜け出し、金持ちになること。故郷のみんなから羨ましく思われる人間になることが、商売人になる目的でもありました。
しかし、その後、日本はなんやかんや言っても豊かになりました。貧乏から抜け出すためというよりも、もっと良い暮らしをしたい。好きなことをしたい。そのためにビジネスを始めるようになりました。

◎マズローから利他の欲求

さらに、豊かさがどんどん定着すると、起業を目指す動機も大きく変化してきました。どんな変化?あのマズローの欲求5段階説を超えるものでした。
まずは生理的な欲求、安全、社会的、承認、自己実現の欲求へと登って行きます。でも、全ては自分中心の欲求でした。この自分ではなく、他者の欲求への変化です。自分ではなく、人を幸せにする、利他の意識で起業される方もたくさんいます。

◎普通のビジネスで助ける

社会を良くしたい、人を幸せにしたいという強い思いから起業される社会企業家たちです。一時期のソーシャルビジネスとも近いです。
ただ、新たなビジネスモデルの構築だけではありません。ちょっと肩の力を抜いた軽い感じのビジネス。普通のビジネスで、困っている人を助けようという取り組みです。

◎楽しく働いてもらう

先日、取材したのは堺市にあるレストランでした。女性社長さんが経営、オシャレな雰囲気です。普通のレストランですが、社会企業家でもありました。
働くスタッフが、知的・精神障害者、引きこもりなど多様な人材でした。「働きたくても働けない多様な人たちが楽しく働ける場所をつくりたい」と、社長さんはおっしゃいます。

◎美味しくて来店

そんな熱い思いから、健常者と一緒になった働く集団を結成されました。給与も大阪府の最低賃金以上を支払っておられます。
国の支援で行う就労支援施設はたくさんあります。でも、こちらはそうした支援には頼らずに、あくまでも普通のビジネスとして展開。お客様もほぼ社会支援というのではなく、美味しいから来られます。

◎お客様、経営者、スタッフを幸せに

あくまでもビジネスライクで、多様な人材を活かされます。多様な人材は、普通の健常者以上に力を発揮する場面が多々あります。今後はこうしたメソッドを新しい事業に活用。お客様、経営者、スタッフと、皆んなを幸せにするビジネスを追求されます。
近江商人の三方よし、SDGs、“論語と算盤”などは、経営者に単なるお金儲けを戒める言葉でもあります。この論語に代わって「幸福と算盤」を実現出来れば、まさに経済の“経世済民”が実現出来そうです。誰にも頼らないビジネスで、多様な人を幸せにする。素晴らしい経営者でした。

コロナころりん

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2020年5月号



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