大阪市淀川区の松井米穀店(電話06・6301・3737)は、顔の見える生産農家から仕入れたこだわりのお米約30種類を販売。産地の野菜や果物を案内、イベント開催、お持ち帰りプレゼントと地域密着のサービスでファンを広げている。
淀川区加島3丁目で約60年の歴史を持つお米屋さん。「問屋から安易に仕入れて販売するだけではなく、色んな地方へ出掛けてこだわりのお米を探し出し、お客様に提供しています」と語る2代目店主の松井義樹さん。
岐阜県飛騨の生産農家に自ら出向き、“幻のお米”と言われる「龍の瞳」を直接仕入れて販売。普通のコシヒカリの1.5倍もある大粒で、お米本来の旨みが詰まったこだわり米だ。
また、丹波篠山産のこしひかりを生産者直で仕入れる。そして西では熊本、山口、島根、広島など、東は岩手などJAを通じて生産農
家を訪れ、確認して仕入れる。
店頭には龍の瞳をはじめ熊本の鞠のだんだん、島根の仁多米、つや姫、岩手のひとめぼれなどのこだわりのお米(特別栽培米)がずらりと並ぶ。
食のこだわりは、米だけでなくみかん、デコポン、タケノコ、ゴボウなどの果物、野菜にも及び、美味しい物を探し、お客様に案内する。お客様から「美味しいねと喜ばれることが一番の励みです」と。
4月、10月、年末と年3回には、地域のお客様へ感謝の気持ちを込めてイベントを開催。果物や野菜の販売、餅つき、お米の試食なども行われる。
店頭では5kgのお米をお持ち帰りのお客様に、ふりかけ、味噌汁、漬物、岩のりなど全国のこだわり商品をプレゼント。このほか、ポイントカードの発行など細かなサービスで人気を集めている。
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