◎取材キャンセル相次ぐ
全国に非常事態宣言が出されて、取材もどんどん難しくなっています。この時期、会社への出入りを出来るだけ減らしたいと、取材を断ってこられるところも少なくありません。
取材は強制的でもなんでもないので、「分かりました」とお返事し、取りやめています。この1-2週間で10社以上はキャンセルになっていると思います。
◎滋賀県へ取材
日本一明るい経済新聞は、フリーペーパーと違って取材でお金をいただきません。売り上げと取材は連動しない一方で、講演のキャンセルは辛いです。直接収入に響きますからね。
まあ、そんな状況の中で、久しぶりに滋賀県へ取材に行ってきました。ズーム取材と違い、会社の外観を見ながら中へ入り、社長さんと直接お話出来るので、楽しい雰囲気で仕事が出来ました。
◎創業300年の酒蔵取材
お邪魔したのは、地元の酒蔵でした。300年近い歴史のある会社です。その銘柄を言うと、ほとんどの方は知っておられる蔵元です。
「昔はこのあたりにはたくさんの酒蔵がありましたが、今は数軒になってしまいました」と、9代目の社長さん。創業はなんと江戸中期寛延年間。以来、日本酒をつくり続けておられます。
◎関東や東海でも販売
地元で長く親しまれています。日本酒で50-60品種のお酒をつくっておられます。
従来は、ほとんどが地元で消費されていましたが、9代目になって、地元だけでなく、関東や東海エリアでも販売されるようになりました。
◎ニーズに合った日本酒
長く生き残ってこれた理由として、その品数の多さです。それぞれの銘柄で 、数々の賞を受賞されていました。新商品の開発に力を入れ、時代のニーズにあった日本酒をつくり続けてこられました。
これまでは、経営者が中心になり、商品開発を進めて来られました。2年前から商品開発や経営にも従業員の声や意見を反映する体制を打ち出されました。
◎コロナにみんなの力で
すでに、従業員の企画で純米・吟醸・純米吟醸の3本セットなどが商品化されておられます。経営戦略にも従業員の意見を反映されようとしていました。
3カ月単位でテーマを決められ、グループに分けて知恵を絞られます。新型コロナウイルス問題が発生、その対応のおいても、みんなの意見を聞かれます。
◎社内改革に取り組む
「従業員と一緒になって当社の強みを再認識し、今すぐできる、半年以内にできることなどを考え、力を合わせて乗り切る考えです」と、力強く語られます。コロナで嘆くのではなく、逆にコロナをきっかけに社内改革進めていました。
そうなんです。コロナはマイナスばかりではありません。コロナころりんプロジェクトのように、経営者が前向きになり、明るく総力戦で乗り切ろうとされていました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞