竹原編集長の明るいコラム

『コロナで田舎の会社が注目!』(Free)

2020年6月 6日

◎都会と田舎の価値観変化

コロナウイルスで、社会の価値観も変化して来ました。今までは交通の便利な都心部が良くて、ちょっと郊外の会社となると、人材採用も難しいし、営業に行くのも大変と、マイナスのイメージが強くありました。
ところが、コロナをきっかけに地方、いやいや田舎の会社が注目を集めています。都会と田舎。どっちに本社があると、良いか?その価値観が、ちょっと変わってきたのです。

◎コロナで田舎のメリット

確かに、田舎の会社はウイルスへの感染リスクが少ないというのも、大きな理由です。ただ、田舎はバスや電車などの交通インフラが、ほとんど整っていません。
だからこれまでは、通勤に不便、お客様にも来てもらえないと、問題も多くありました。従業員の通勤は、皆さん車で来られます。メリットは、電車のようなラッシュアワーの蜜がなく、感染リスクも少ないということです。

◎都心部の感染リスク高い

コロナ禍から市内の工場でも、感染リスクを考えて従業員全員に車通勤を呼びかけるところもありました。電車通勤、バス通勤の便利の裏に感染リスクが出てきたからです。
一方、郊外に出向くとみどりの環境が抜群、空気もきれいです。静かな雰囲気で、働きやすいのです。だからこそ、会社の立地として、地方が注目を集めているようです。

◎大阪から和歌山へ

先日、お邪魔した会社の工場は和歌山県にありました。本社は大阪市内です。もともと大阪市内が発祥の地でありましたが、業容の拡大、公害、住民問題から地方へ移転されました。
JR海南駅から車での20分、工場団地でもなく、こちらに工場があるだけで、周辺は畑や田んぼが広がります。「小学生の頃に自宅もこっちへ引っ越しました。すごい田舎やと思いました」と、4代目の社長さん。

◎Iotを積極的に導入

でも、田舎のメリットも少なくありません。超硬合金を素材にした口径10㎜以下の小径穴冷間鍛造金型の設計・製造を行う会社です。小径に特化し、よそがやれない優れた技術を持っておられます。
その1つが、Iotの導入でした。放電加工の工程に位置は焼き導入、効率的にデータを収集することで、生産の合理化を進めておられます。

◎地方なら目立つ

大阪でならIotを導入されているモノづくり工場は、それほど珍しくありません。でも、失礼ながら和歌山県では工場の数も少ないし、Iotを導入されている中小企業はあまりありません。
だから、地元では目立つことになり、地元の雑誌などでもよく取り上げられています。モノづくりの先進工場として、高く評価されていました。これもメリットです。

◎自然環境で新ビジネス

さらに、最近のコロナ禍から、地方の良さが見えて来ました。人工呼吸器など医療関連市場にも興味をお持ちで、新卒の人材も採用しやすくなりそうです。
さらに、和歌山という立地を活かし、「生命の大切から工場周辺の休耕地を活かし、地域の人と一緒になった農業も検討したい」とおっしゃっていました。アフターコロナでは、地方の過疎地がビジネス拠点として注目を集めそうです。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113