竹原編集長の明るいコラム

『町工場がWEB美術館』 (Free)

2020年7月18日

◎コロナを機にDXへ

コロナ禍で世の中が大きく変わりそうです。その1つがDXです。デジタルトランスフォーメーションです。デジタル化社会のビジネス戦略です。
まあ、ボクもこれまでは取材はほぼ100%、事務所に出向きインタビューして記事をつくって来ました。それがコロナウイルス感染問題で相手の会社に行けなくなり、取材が事実上出来なくなってしまいました。

◎ズーム取材で乗り切る

そんな時、あるユーチューバーさんに教えていただいたのが、ズームでした。「竹原さんズームやらんと取材できませんで」と言われ、恐る恐るズーム取材を開始するようになりました。
そして、ズームの簡単さコストゼロなどの利点を実感。中小企業にも一気に広まりました。「こんな時期なので、ズームで取材を」とお願いしますと、ほぼ100%でOKいただきました。

◎インターネット上に美術館

たまたま、その直後にボクが階段で膝を痛めてしまい、歩くのが苦痛になったこともあって、ほぼズーム取材で厳しい状況を乗り切ることが出来たのです。ボクもDXを謳歌しているのです。
先日、以前から知り合いの町工場の社長さんから連絡をいただきました。技術や新製品のお話ではなく、美術館です。インターネット上に美術館を開設するというお話でした。

◎300点以上を収集

この方は、研究開発者でたくさんの特許お持ちです。美術館の開設にびっくりし、リモートでの取材となりました。
「若い頃から骨董品の趣味があり、青磁、天目茶碗をたくさん集めて来ました」と、おっしゃいます。その数は300点以上の及ぶそうです。

◎360度好きな角度から鑑賞

今回のコロナ禍で外出の自粛を余儀なくされたり、健康上で外へ出られないお年寄りも多いです。「そんな方に自分が集めた美術品を自宅で鑑賞してもらいたい」と、おっしゃいます。
昨年3月に入社したお孫さんの力を借りて、独自の美術館を開設。WEB美術館で、美術品を1点ずつ撮影され、360度好きな角度から鑑賞出来るものです。

◎国宝級の美術品も

コロナ禍の中、4月からは試験的に無料で提供され、7月から有料化して本格的に始められました。陶芸品が中心で、北大路魯山人の作品、唐や清、高麗、李朝など「国宝級の美術品も多数あります」と。
7月時点で22点を公開、毎月7ー8点ずつ追加し、年内にも100点をWEB公開したい考えです。参加費用は、シンプル会員5000円、バリュー会員8000円、プラチナ会員1万円です。

◎建設費、管理も要らない

バリュー、プラチナ会員は、希望があれば実物鑑賞もできるそうです。このWEB美術館を恵武(ウエブ)美術館と命名され、商標登録済みでもあります。
毎月の月末には美術品の中からネットオークションも行われます。「たくさん集めたので、整理することも考えています」と。社長さんは、「WEB美術館は建設費、管理も要らない。こんな便利なものはありません」と喜んでおられます。

◎WEBシステムを活用

今後、このWEB美術館のシステムを活用した新しいWEBビジネスに取り組みたいとおっしゃいます。モノづくりの町工場がコロナをきかっけに、デジタル事業にも本格参入したいお考えでした。


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▶魅力と驚きが詰まった作品展


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