平成自動車(電話06・6466・3001)は、トラックなどをメインにした修理、車検事業と独自開発の収納式の可動バンパーを両輪に快走。バンパーはアスファルト道路工事でダンプカーにセットして大活躍、累計8700台の販売実績を誇る。
大阪市此花区北港2丁目にある。「トラックなどの修理経験経て平成元年から本格創業。常に最高を目指す技術と感謝から生まれる素直な心で仕事をして来ました」と、創業社長の堀内秀一さん。
「技術と心で幸せづくり」を経営理念に、スタッフ35人がお客様の“安心・安全と満足”に一丸となって取り組む。創業時の小さな工場は、その後、業容の拡大で隣接地を次々と買収。今では“平成自動車村”を構成するまでに急成長した。
年商は約7億5000万円。主力の修理・車検事業に加え、成長を後押しするのが、平成13年から販売したアスファルトフィニッシャー対応の収納式可動バンパーだ。「開発までは多くの苦労をしました。でも、最後まで諦めないで執念で商品化しました」と。
ダンプカーの後部バンパーをレバーを操作するだけで、わずか数秒で収納でき、作業完了後には元の位置に戻せる。国土交通省装置型式指定品に認定、車検対応品が特色。特許も取得している。
大手企業でも同様な商品を開発するが、使い勝手の良さから逆に注文を受けるケースも少なくない。運転席からボタン操作で出し入れできる電動タイプも商品化。今では月間約70台の受注があり、累計8700台の販売実績を誇る。
さらに、バンパーの新しい安全基準に対応するため、試験装置を自社開発するなどバンパー事業を強化している。このほか、堀内さんはオートバイのハーレー用鍵付きETCロックケースも開発、月間約30個を販売するスーパー社長だ。
毎年自社の強みをまとめた経営計画書を作成し、会社力をさらに高めようとしている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞