◎取材依頼が増える
中小企業さんからの取材依頼が増えています。新型コロナウイルスの発生で、一時は取材依頼はほとんどなく、紙面を埋めるのも大変でした。せっかくの取材アポも、キャンセルが相次ぎました。
飲食店やホテルさんのキャンセルに比べて、ちょっと助かったのは、取材でお金をいただく仕組みをしていなかったので、収益では影響はありませんでした。ただ、講演活動が全滅して、こっちは大きな痛手を受けてしまいました。
◎前向きにコロナビジネスを
そんな取材環境が、この9月頃から変わりました。キャンセル先から取材の復活を言ってこられたほか、編集センターへの報道資料、リリースが増えて来ました。
コロナ感染対策だけでなく、コロナ感染対策グッズを開発したので、ぜひ取材に来て欲しいという要望です。中小企業ではコロナでじっと自粛していた姿勢から反転、一気に前向きにコロナビジネスを考え出したのです。
◎マスク、消毒液、飛沫防止グッズ
マスク、消毒液、飛沫防止グッズなどいろいろと考えて、新商品を提供されます。先日お邪魔した物流会社でも、コロナ関連のモノづくりに挑戦されようとしていました。
倉庫作業、配送、木材加工、建材販売など総合物流サポートを行っています。「これからはモノづくりなど、新事業に取り組みます」と、2代目の社長さんです。
◎大型UVジェットプリンターを導入
若い社長さん、設備投資に力を入れておられ、その一環として今回新たに大型UVジェットプリンターを導入されました。小型サイズから最大2×3mの大型サイズまで、木材、樹脂など多彩な素材にプリント出来る最新鋭機です。
「今はアイデアを活かした試作品を次々と開発しています」と、社長さんは楽しそうです。ドアオープナー、携帯ケース、表彰状、木製フォトなど木製グッズから巨大なパネルまで、社内にはたくさんの試作品が飾られています。
◎オリジナルグッズが並ぶ
その中には、僕が先日取材したプラスチックメーカーの商品もありました。こちらがOEMで提供されていたのです。トビラなどに接触せずに、開閉できるドアオープナーでした。
さらに、同社オリジナルのコロナ感染防止対策グッズがありました。木の枠でつくった対面パーテーションです。なかなか、がっしりした感じです。
◎コロナ禍で新しいニーズ
さらに、家庭や事務所の一角で使える木製テレワークブース(個室家具)などの試作品づくりに取り組んでいました。前後が分かれており、使わない時はコンパクトになり、使う時は中央部分を広げて使う仕組みです。
コロナ禍で新しいニーズが生まれており、そのニーズにマッチした商品づくりにアイデアを絞っておられました。「社内ではSDGsへの取り組みをしており、環境にやさしい商品、オーダー品もスピーディーにつくります」と前向きでした。
◎ノウハウを活かしてコロナ関連
コロナ終息までには、まだ当面時間がかかりそうです。中小企業では、自社のノウハウを活かしてコロナ対策でのヒット商品を考えておられます。
コロナ禍の中で、中小企業からコロナ対策でのヒット商品が生まれることを期待したいと思いました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞