◎中小企業の広報戦略を
いくら良い商品やサービスがあっても、多くの人に知られないと売れません。ビジネスにはならないのです。会社のこと、ビジネスのことを多くの人に知ってもらうのが、広報戦略です。
大手企業ではほぼ社内に広報部的な部署を持ち、専門のスタッフが会社の広報活動の仕事をしています。しかし、中小企業では人材不足もあり、広報的な組織を持っているところはあまりありません。
◎日本広報支援機構を立ち上げ
そんなこともあり、ボクはメディアの仲間一緒に中小企業の広報を支援する「日本広報支援機構」を立ち上げました。まだ、スタートしたばかりで、これから本格的な活動を進めることにしています。
そんな広報戦略で一番大事なのが、こちらのアピールしたいことをどううまく伝えるかです。情報発信すれば、相手に伝わったと思っている人が少なくありませんが、伝えると伝わるは全く違います。
◎講義ではなく、ライブ
先日、社会保険労務士先生の取材でも、広報を勉強させてもらいました。男女2人の社労士先生が始められたのは、社会保険の講義ではなく、ライブ演奏でした。
2人はもともとピアノとギターを趣味にされており、演奏も歌もなかなかのものです。そんなこともあって、昨年の忘年会などで2人は余興で演奏されたりしていましたが、そこで気づかれたのです。
◎社労士ソングで働き方改革
「社労士の仕事は複雑でして、どんなことをしているか、あまり理解されていません。それなら社労士の仕事を知ってもらうために、趣味を活かそうと思いました」と話されます。
ユニットを結成、音楽を通じて労働関連の法令などを分かりやすくアピールされます。“社労士ソング”で働き方改革などを提案、労使の元気づくりを応援されています。
◎法令解説ソングの曲づくり
「労働基準法、社会保険制度など難しい法令などを音楽にして解説すると分かってもらいやすいのでは」とおっしゃいます。そこで、法令解説ソングの曲づくりをスタートされました。
コロナ自粛で時間が出来たこともあり、リモートでやりとりし、2人でハモりながら分りやすい言葉で、メロディをつけて制作されました。サブロク協定、年休、雇用調整助成金などをテーマに約20曲もつくり上げられました。
◎ロックンロールコチョーキン
雇用調整給付金を解説した「ロックンロールコチョーキン」、明るきキャッチーな「テレワーク制度のうた」。
法令のほか、働き方改革、有給休暇、生産性向上、時間外労働などをテーマに軽いタッチのオリジナル曲もあります。
ユーチューブ、フェイスブックなどSNSで配信、人気を集めています。伝えたい情報の中身ばかりに気を使っていると、目的の知ってもらいたいからは、遠ざかってしまいます。
◎楽しんで貰って伝える
昔の歌舞、演劇もそう。楽しんで貰って、言いたいことを伝えているのです。音楽をコミュニケーションツールとして、ビジネスでもっと活用出来ると思いました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞