竹原編集長の明るいコラム

『においビジネスで世界へ』 (Free)

2020年10月31日

◎においが弱って来た

コロナウイルスに罹ると味がしない、においが感じられないと言われます。実はボクも数年前からにおい、味覚の感覚がかなり悪くなり、においに以前ほど敏感では無くなってしまいました。
だから、コロナウイルスの陽性になっても、におい、味覚だけではなかなか判断が難しい状況にあります。ボクの場合は多分、加齢によるものだと思います。五感の機能が弱っていますからね。

◎“においビジネス”を展開

昔は臭いものには敏感でして、ガス漏れなどがすぐに分かる良い面もありますが、電車内のきつい香水などの臭いに気持ちが悪くなりました。でも、今では鈍くなって、においで嫌な気分になることは無くなりました。
先日は、そんなにおいを専門にしているちょっと変わった会社を取材しました。においの測定から悪臭対策までトータルで取り組む“においビジネス”を展開されていました。

◎プロ集団が快適なにおい環境

においのプロ集団が、国内の快適なにおい環境づくりに一役買っておれれました。滋賀県にあるこちらの会社は設立1962年で、滋賀県近江八幡市に本社を置いていました。
「全国でも珍しいにおいに特化した会社です。焼却場や工場の悪臭など、官民の業務用臭気対策を専門にしています」と社長さんはおっしゃいます。創業以来、悪臭防止技術の研究・開発、臭気採取用器材・消臭剤の販売、臭気成分の分析・測定、臭気対策/コンサルティングなど、においの分野で多彩な事業を進めておられます。

◎オリジナル消臭剤も

いろんな消臭剤を扱っておられ、その臭い、嫌なにおいにうまく合う消臭剤を調合して、提供されています。一方、自社で開発された天然消臭成分フィトンチッドを配合したオリジナル消臭剤もありました。
焼却場、鉄鋼、製紙、養豚場など会社などそれぞれのお客様の悪臭状況をお聞きして、一番適したにおい対策を選択して提案できるのが強みです。工場を閉鎖したところで住宅開発されると、騒音だけでなくにおいも大きな問題になっています。

◎におい問題の解決に

ボクが子供の頃、家の裏に醤油工場があり、いつもお醤油のにおいがプンプンしていました。確かに、気になるにおいがすると、1日中鼻につくわけですから我慢できないかも知れません。
においも公害ですから、住民から抗議の声が上がると、いくら後から出来た住宅地であっても対応しなければなりません。そんなにおい問題の解決に取り組んでおられます。

◎におい世界トップレベル

従業員は10数人ですが、このうち約10人が国家資格「臭気判定士」を取得しておられます。関西だけでなく全国で臭気の調査・測定からどうすれば悪臭を消せるか?においのプロが取り組んでおられます。
臭気の集め方、測定方法なども国によって違うそうです。日本は繊細な民族ですから、においの採取、測定、分析、対処方法についても、世界トップレベルにあります。

◎海外にも目を向ける

そこで最近は海外にも目を向けておられました。韓国、台湾に続いて最近ではタイの日系工場の悪臭対策にも取り組んでおられました。
今後はタイを拠点に、産業発展が著しいベトナム、ィンドネシア市場にも出向き、世界のにおい対策に本格参入しようとされていました。


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