射手矢農園(電話 072・466・4156)は、大阪府泉佐野市でたまねぎ、キャベツ、お米を生産。こだわりのたまねぎ、キャベツはプレミアム野菜としてブランド化し、消費者の食卓を明るくする。
「全国の生産者と交流することで多くのことを学び、ネットワークを広げることができました」と、10代目長左エ門でもある射手矢康之社長。
たまねぎ発祥の地泉州で、たまねぎをブランド化して復活、メディアなどを通じて全国にアピールする。4年前には株式会社にして経営体制を強化、20歳、30歳代を中心に約10人で運営する。
「収益を確保するには、自分たちで値段を決められる商品にしないと。良い肥料で高品質の野菜を目指しています」と。2019年のG20大阪サミットの首脳夕食会では射手矢農園のプレミアムたまねぎが使用された。
通常のたまねぎに比べほぼ倍の値段だが、今年は20トンを完売した。今後もこのプレミアムたまねぎの比率を高めたい計画だ。また、泉州キャベツでは地元で「松波キャベツ」「彩音キャベツ」とブランド化、プレミアムキャベツとして人気を集める。2月には収穫祭を開催、著名な料理長、シェフ、お好み焼き店オーナー、ファン約300人が集まる。
7月には田んぼアートも開催する。「食卓を美味しい野菜で明るくしたい」と、コロナ禍の厳しい環境の中、雇用を守ることを優先に社員一丸で農業ビジネスを展開する。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞