◎客の減少に苦労
コロナ不況とも言われ、モノが売れません。消費の低迷が深刻です。ネットショップやマスク、消毒液などは売れていますが、リアルのお店では客の減少に苦労されています。
ボクの取材でも、一般消費者向けで儲かっておられるところはあまりありません。売り上げ減少のところが大半です。そんな中で、先日取材しました石鹸や入浴剤のお店は、大変繁盛されていました。
◎店の中は人だらけ
大阪市内にお店がありますが、一般消費者が行き交う場所ではありません。ちょっと外れたオフィス街にありました。小洒落た感じのお店はここだけです。周りはひっそりした雰囲気でした。
土曜日の午後閉店間際にお邪魔したところびっくり。お店の中は人だらけ、大半が若い女性たちでした。中に入る勇気がなく、30分程度外で待機。お客様が出て行かれて、ようやく店内に入らせてもらいました。
◎石けん、入浴剤など
なぜ、そんな人気なのか?その秘密は商品にありました。ラトビアから輸入された手づくりバスアイテムにありました。量り売り石けん、入浴剤などを販売。コロナ禍では、みつろう100%キャンドルが人気を呼んでいました。
「令和2年は過去最高の売り上げを達成できました。私自身もびっくりしています」と、オーナーは話されます。バルト3国の1つであるラトビアの極寒の地で生まれた高保湿石けん、炭酸保湿入浴剤、トリートメントオイルジェルなどです。
◎日本初上陸の商品
そのほとんどは、どこにもないオンリーワン商品でした。日本初上陸の独自のアイテムをそろえておられました。
「現地を訪れ開発者と対話を重ね、素材から製造工程、使い心地まで全てを検証しています」とこだわりです。コロナ禍で、みつろう100%キャンドルが話題を呼んでいるそうです。
◎全国から注文が相次ぐ
アレルギーのもとになるウイルス、カビ、花粉など昔から民間療法で使われており、コロナ感染対策防止につながりました。お風呂で灯すと空気清浄や癒し効果もあります。
お店のお客様は30歳以上の女性リピーターが中心です。店舗は大阪市内の1店舗のみですが、コロナ自粛中はショッピングサイトを通じて全国から注文が相次ぎました。
◎福袋全て完売
新年には、福袋も出されましたが、全て完売だったそう。「高額な商品がこんなに売れるとは」とオーナー自身もびっくりです。
今の若い方は、贅沢品であっても、他のものを始末して欲しいものを手に入れられます。ボクの孫もそうです。美味しくなければ、少しぐらいお腹空いていても食べません。
◎妥協のない商品
本当に好きなものなら、ほかを我慢しても購入されます。こだわり、妥協のないオンリーワン商品をどう見つけ、ビジネスにするかです。新年早々明るい勉強をさせてもらいました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞