◆どのようなデザインを。
「スーパーやコンビニで売られている食品のパッケージデザインが中心。美味しそうなイメージ、手にとって買ってもらえるデザインを心がけています。普通じゃダメ、奇抜すぎてもダメみたいなところです」
◆難しいですね。
「美味しさの表現はなかなか大変。カップ麺でも安いものもあれば、高いものもある。何が売れるか?分かりにくい時代。そこへ新型コロナウイルスですから」
◆デザインにも影響が?
「コロナ禍前は〝パケ買い〞、消費者はパッケージを見て衝動買いもしていました。しかし、今はコロナ不況で経済的にも厳しいのか、奇抜すぎるデザインは受けません。じっくり品定めをして選ばれるようです」
◆そんなコロナ禍で個展も。
「昨年8月に京都で、You are what you ate.『汝とは汝が食べた物そのものである』というテーマで開催しました。ブタの頭が豚玉、イノシシの頭がぼたん鍋になった作品も。ボクは動物も食も大好き。食べるとはどういうことか?長い食のデザインと食にどん欲な生活を改めて問いました」
◆今後は?
「2025年の大阪・関西万博に期待しています。大阪は食道楽の街で、私を含め食べることが大好き。中小企業さんとコラボして美味しい名物を企画、デザインしたいですね」
▶住所=大阪市西区南堀江4-10-5 石村ビル2A
▶電話=06・6532・4114
▶プロフィール=グラフィックデザイナー、イラストレーター、画家。1999年1月大阪で創業。滋賀県の食を描き綴った「デリシガ」など7冊出版。
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