◆サラリーマンから売れっ子作家
「いやー、大学を出て大手企業に勤めていました。大組織のなかでは建前論ばかり。うつ状態になり休職した時期もありました。阪神大震災も経験、このまま一生を終わったらおもしろくないと。また、竹原編集長の影響も…」
◆エ!ボクですか。
「そう、朝日新聞のお正月の紙面で新聞社を辞めて、日本一明るい経済新聞を創刊された記事を読みました。明るい笑顔の写真を見て感動。私もサラリーマンの経験を活かし、著述活動で何かアドバイスをしたいと思いました」
◆そうでしたか。
「私の執筆スタイルは、テーマが決まったら、できるだけ多くの人に会って取材することを心掛けています。顔を見ながらお話をお聞きします。顔にこそ、その人の本当の気持ちが表れていますよ」
◆次のテーマは?
「〝転身力〞にしようかなと思っています。人間の寿命が延び、定年後でもまだまだ時間があります。子どもの頃の夢や過去の挫折を背景にして何かに挑戦される方が増えています。皆さんエエ顔されていますよ」
◆中小企業経営者さんに一言
「自分で責任を持ってやれるから最高ですね。よく遊ばれるし、お金も使われます。羨ましい限りです。人生はやっぱり面白くないと」
▶プロフィール=神戸市生まれ、京都大学法学部卒、生命保険会社に入社。2015年定年退職、現在、神戸松蔭女子学院大学教授。「定年後-50歳からの生き方、終わり方」
(中公新書、25万部)、「人事部は見ている。」(日本経済新聞出版社、13万部)など、これまで約20冊を出版。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞