ノースオブジェクト(電話072・300・2673)は、大阪府大東市の公民連携プロジェクトに参画し、この春、北条エリアに普段暮らしのエンターテインメントパークをオープン。本社機能も移転し、レストラン、ベーカリー、アパレル・雑貨店、手づくり工房、ワークショップ専用スペースを運営し、子育てママ、ファミリーに向けて豊かな暮らしを提案する。
「手に届く豊かな暮らしを提供し、子育てママとファミリーの役に立つことを創業以来の理念にしてきました。この度、その想いが詰まった街『Keitto』(ケイット)をオープンする運びとなりました」と、熱く語るのは南大助社長。
現在、子育てママをメインに普段使いのアパレルの卸販売を行うノースオブジェクトは、大東市の公民連携プロジェクト「morinekiプロジェクト」に参画、約7800㎡の広大な敷地にある住宅・公園・民間事業の中の民間の主要部分を占める。
飯盛山をはじめ豊かな自然環境が迫る商業棟約500坪に、ひと足早く2月には本社オフィスを大阪市西区から移転。さらに3月下旬には北欧ファミリーレストラン、カフェ併設のパン屋、服や雑貨のライフスタイルショップ、ワークショップ、地域に開放した社員食堂、手づくり工房などがグランドオープンした。
週末にはファミリー層を中心に約3000人の来場者を目指す。1階店舗のほか、2階にはショールームを併設。全国の取引先との商談の場としてだけでなく、消費者の声やニーズを聞く場となり、より一層暮らしに寄り添うモノづくりを手掛けていく。
大阪市内の6店舗を2店舗にし、新エリアに集約することで賃貸料などの固定費を削減し、新たに地元で20-30人の雇用も生まれるという。
ワークショップの講師も兼ねて絵本作家、キャンドル作家などに無料で制作場所を提供。手づくりが好きなママたちの起業の架け橋を目指す。
ここから生まれた雑貨も、店舗や取引先で販売したい考えだ。週末には3世代で楽しめるレストランでのファミリープランや、焼き菓子工房ではアニバーサリーケーキの販売も始める。
さらに、「近郊地域の農園や学生との協働、地域の空き地を利用した果樹園づくり、そして1年後には戸建ての住宅事業にも進出したい」と、アパレルから衣食住のトータルライフスタイル事業へと大きく変貌しようとしている。
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