◎感動のトイレの神様
年末から年始にかけて、ちょっとエエ話が増えてきました。ニュースを見ていても、ココロが温まります。年末の紅白では、植村花菜さんのトイレの神様が、多くの人に感動を与えました。
3Dやツイッターがもてはやされるなか、今さらトイレそうじですか、という声もあります。が、若い人に素直に受け入れられているようです。おばあちゃんありがとうのフレーズも、ココロに響きました。
◎伊達直人現象広がれ
生活環境がどんどん変化するなか、忘れられていた“ココロ”が、若い人から再認識されてきたようです。エエ傾向だと思います。
もう1つは、タイガーマスクの伊達直人さんからのランドセルプレゼント攻勢です。マスコミ報道されることで、全国アチコチで伊達直人さんが登場、善意の輪が広がっています。
◎今年は善意の輪が広がる
自殺や殺人事件も同じで、マスコミで報道されると、全国でも同様な事件が起こります。ボクは、暗いニュースはあまりたくさん報道しないほうが、社会のためになると思っています。
だから、今回のような良い話は、マスコミでどんどん報道すべきです。善意の連鎖が広がっています。2011年は、この善意の連鎖が広がる年にしたいと思っています。
◎豊かでココロが滅びる
何か今年は、日本にとって、ホンマに良い年になりそうです。経済が発展して好況が続くのも良いですが、長引く景気の低迷も良いところがあります。
「豊かになると心が滅びる」。薬師寺の元管長の高田好胤さんの言葉を思い出します。豊かになると、ココロそっちのけで、欲望がどんどん高まり、もっともっと贅沢したい、自分さえ良ければ良いという考えが持ち上がってきます。
◎神戸震災ではやさしさ見えた
逆に不況で豊かさに陰りが見えてくると、お金だけではなく、もっと大事なもの“ココロ”が見えてくるものです。おかしなもので、生活に困ると助け合いの精神が出てきます。あの阪神大震災でも、困ったときはお互いに助け合い、人のやさしさ、ココロがアチコチで見えました。
◎景気低迷もお陰さん
長引く景気の低迷も、見方を変えると、忘れかけていた心を見直す良いきっかけになったようです。景気の低迷も嘆くのではなく、“お陰”と見方を変えるべきです。ありがとう景気の神様と思いたいものです。
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