◎材木置き場にゲーム開発会社
取材では、時々、「え!こんなところに」と、驚くような場所で仕事をされています。1階が材木置き場で、その2階でゲームを開発されているベンチャー企業がありました。
元大手ゲーム開発会社におられた方がスピンアウトされたのです。事務所にはトイレもありません。お腹痛くなったどうするの?近くのコンビニへ行くのだと思います。
◎古民家改造の本社事務所
自宅の一室をリフォームして手作り教室、サロンなどを運営する主婦もおられます。また、以前住んでいた家を工場に改良、外から見たら普通の一軒家、中に入ると本社工場になっていました。
最近では、地方に本社を置くベンチャーも目立っています。古民家を改造して、オシャレな本社事務所にされている工務店さんもありました。東大阪には会社の看板もなく、郵便箱の上に手書きの社名を書いた会社も。
◎会議室は近所の喫茶店
小さな貸し工場です。機械が並んでいるだけ。座る場所もありません。お客様が来られると、「ちょっと会議室に行きましょう」と言って、近くの喫茶店に誘われます。
つくっておられる装置は、本社工場敷地よりも大きなものです。組み立てる際は、近所の倉庫を借りて組み立てられたりします。面白い立地の会社がホンマにたくさんあります。
◎外観はレストラン
先日、取材した会社も、え!こんなところにと久しぶりにびっくりしました。それは大阪府下の山の中にありました。緑いっぱいの山道を曲がりながら、突然、開かれた道路沿いに山小屋のような建物が現れました。
外から見ると、レストランのようでもあります。山の上ですから、見晴らしも良さそうです。何屋さんか?実は家具屋さんでした。
◎手狭になって山の上に
こんな山の上に家具屋さんがあるとは。家具は大きなものですから、トラックで運んで来るだけでも大変です。なぜ、こんなところにと思ってしまいます。
以前は交通の便利な街中にあったのですが、家具や絨毯が増えすぎ保管出来なくなってきたそうです。そこで、大きな場所を探して、山の上の場所に移転されました。
◎アンティークやビンテージもの
この施設は、以前レストランでした。店舗空間を活用して家具や絨毯、食器を展示販売されています。外国製のテーブルやイス、飾り棚、すべて新品ではなく中古です。
リサイクルショップの中古とも違います。アンティークやビンテージもの。今、若い人にも人気の家具です。ボクも欲しくなりました。通常よりかなりお安くされていました。
◎4-5時間の滞在も
「こんな場所ですからね。わざわざ買いに来られた方には値引きもさせてもらっています」と店長さんはおっしゃいます。このほか、ペルシャ絨毯もたくさん展示されていました。
家具で20-60万円、絨毯では大きなサイズとなると、700万-800万円の高額なものもあります。広い店舗空間ですから商品もたくさんあり、「4-5時間おられる方もいらっしゃいます」と。
◎遠くからドライブで
お店の裏側は、見晴らし抜群の展望台のようなテラスです。ここはカフェとして活用されても、お客様が喜びそうです。
お話を聞いていると、遠くからドライブを楽しみながら来られる方も。隠れ家的なお店としてファンになってくれたそうです。コロナで都心より地方へ。お家需要の一環で、お客様は増えているとのことでした。
山の上の家具屋さんは、コロナに負けずに頑張っておられました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞