五大有限責任事業組合(電話06・6362・9311)は、中小企業が力を合わせてSDGsに対応し国内生産にこだわる事業を推進する。
その第1弾として、チルコートとアシストが共同でエアコン室外機に遮熱塗料とブラインドで3割節電できる「エアコン省エネプロジェクト」をスタートした。
同組合はLLPと呼ばれる事業組合で、令和2年9月に設立。大阪市北区西天満に事務所を置き、チルコートの神藤昌徳社長とアシストの俵誠治社長が職務執行者に就任。一般組合員法人8社と7つの団体が加盟している。
「SDGsの精神に則り、異業種の中小企業が参加し、それぞれの強みやネットワークを活かして、社会に貢献できるビジネスを進めていきます」と。その手始めとして、遮熱塗料を展開するチルコートと水処理事業のアシストの両社の技術やノウハウを生かした「エアコン省エネプロジェクト」を始めた。
ビルの屋上など設置されている室外機は、夏の暑さで温度が上昇し冷却効率がダウン。室外機にチルコートを塗布し遮熱する対策を進めるが、むき出しのラジエーターには塗布できなかった。そこで、本体塗布に加えチルコートを塗布したルーバーを取り付ける仕組みを考案。
「これまでの実験では3割の節電効果を得ていましい空調を実現できます」と。現在、ブラインドの素材選択や組合メンバーによる施工業者体制など準備を急いでおり、この夏から本格事業化に乗り出す計画だ。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞