2021年
7月2日午前7時50分放送
「ブランド力で羽ばたけ淡路島の養鶏場」
今回は鶏の卵の話題です。企画を次々と打ち出し、業績を伸ばしている淡路島の養鶏場をご紹介しました。
淡路島で80年以上も続く、老舗の養鶏場です。創業以来、全国でも珍しい純国産鶏の卵を生産しています。日本国内で流通する卵のほとんどは、輸入した鶏が産んだもの。日本で生まれ育った親鳥の卵は、数%しかありません。
白い鶏の「さくら」と、茶色い鶏の「もみじ」をヒナの段階から育てています。丈夫に育てるために、エサにもこだわっておられます。近海で採れたカルシウムやアミノ酸が多く含まれたカキの殻や稚魚などを使っています。
そのため、甘みや旨味の強い、濃厚な味の卵になるそうです。売り上げもこの10年は右肩上がり、年商は4億円を超えています。
成長の要因は企画力。オシャレな直売所では、産みたての卵、お土産品などもたくさん売られます。
その1つが、プリンのような卵スイーツでした。卵を高速回転させて黄身と白身を撹拌、低温でじっくりと蒸しあげると卵まるごとプリンの完成です。
試食させていただきました。濃厚な卵の味がパーッと口の中に広がりました。ヒット商品になっていました。
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