竹原編集長の明るいコラム

『ナニワのエジソンが革命』(Member)

2021年9月 4日

◎地味で目立たない

久しぶりにエジソンに出会いました。もちろんホンモノのエジソンではありません。ナニワのエジソンさんです。場所は阪急十三駅から歩いて15分のところでした。
紹介していただいた方からも、「ちょっと分かりにくいところです。場所見つけるのが大変かも」と言われていました。確かに地味で見過ごしてしまいそうです。

◎研究開発のラボ

ようやく訪ねることができ、事務所のドアを開けると、何やらたくさんの機械が並んでいました。水槽もあり、小さな熱帯魚が泳いていました。
町工場とは違い研究開発しておられるラボのイメージでした。年配の社長さんです。名刺交換すると、「竹原さんには以前お会いしています」と、言われてしまいました。

◎10数年以上も前に

取材ではありお邪魔した会社は、だいたい覚えているつもりです。でも、今回は不覚にも以前にお会いしている印象はありませんでした。多分、10数年以上も前の取材だったと思います。
壁には、社長さんが独自開発した部品で打ち上げられたH-Ⅱ1号ロケットの写真も飾られていました。たくさんの機械装置があちこちに置かれていました。

◎熱に関連した開発

全ての機械は、ナニワのエジソン社長が開発したものです。「熱に関心があります。これまでも熱に関連した開発を進めて来ました」と。世界初の多彩な装置が並んでいました。
仕事を始められたきっかけ、得意の技術、世界初の製品などをお聞きしました。そして、インタビューが落ち着いたところで、「では、実際に機械を動かしますので、見てください」と、実験をしていただきました。

◎実験は楽しい

いやいや、面白くなりました。実験はひと目でわかるので、興味津々です。まず、冷凍固定装置と呼ばれるものを見せていただきました。
名前の通り、氷の力でモノを一瞬の固定して、そのモノを加工する装置です。金属部品なら、チャックでしっかりと固定して、工作機械せ切削加工することができます。

◎水を凍らせて固定

でも、柔らかいものなら、なかなかしっかりと固定できないのが現状です。そこで水を凍らせて、固定するユニークな方法です。
機械のスイッチを入れると、その水が氷になり、わずか1・5分で切削物を固定できるのです。なるほど、難切削材料でも簡単に加工できます。

◎マイクロナノバブルも

すでに、約20台が町工場に導入されているそうです。「驚異的なコストダウンにつながるので、受注先お客様に分からないように秘密で使ってくれています」と笑れます。
魚が泳ぐ水槽も見せてもらいました。何がハイテク技術なのか?ブクブクと出る泡にありました。マイクロナノバブル発生装置と呼ばれるものです。

◎陸上養殖に注目

最近、陸上養殖が注目を集めています。水槽にマイクロナノバブルの酸素を入れて魚の成長、水の浄化、水温調整などに活用されることが期待されています。
「少ないエネルギーでソフトな泡をつくることができ、静かなので生物の対しても優しい養殖設備にできます」とおっしゃいます。すでに一部の魚の養殖などに実用化され、成果を上げているそうです。

◎大手企業も見学に

大手企業の研究者の技術相談や製品装置を見学に来られるそうです。ナニワのエジソンさんは、環境・エネルギー・食品分野などで革命を起こそうとされていました。


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