◎朝に新聞、テレビはない
新聞、ラジオ、テレビ、雑誌がメディアで中心的な役割を担っていました。が、インターネットの出現でメディアの環境が激変してしまいました。
今や、朝に新聞を読む人は年寄りだけ。若者は、ほとんど朝に新聞を読むということはありません。新聞だけでなく、テレビも朝から見ているのは年寄りだけ。
◎SNS発信に努力
若者はテレビのモニターは同じですが、テレビ番組はほぼ見ません。見ているのは、ネット映画、YouTubでありInstagram、TikTokなどです。facebook、TwitterなどのSNSで情報を楽しんでいます。
社会の習慣も大きく変化してしまいました。ということで、ボクも老体にムチ打って、SNS発信についていかなければと努力しています。
◎真逆の紙芝居
そんな中、先日出会ったのはデジタルとは真逆の紙芝居でした。たまたまボクの事務所の前が靱公園で絵本のイベントがあり、知り合いの中小企業さんが参加されていました。
折角事務所のそばに来られるのですから、取材を兼ねて覗きに行きました。そこで出会ったのが、なんと紙芝居の社長さんでした。
◎紙芝居は子どもが楽しむ?
もともとからの紙芝居の人ではありません。以前はアパレルで販売の仕事をされていました。定年退職後、ナレーター、コンサルティングなどをなさっておられ、紙芝居の面白さに気づかれました。
プロの紙芝居師匠のもとで学ばれ、基礎をしっかり積んで紙芝居師として活躍されています。紙芝居は子どもたちが楽しむアナログのイメージが強いです。
◎困ったら紙芝居に
でも、社長さんは、紙芝居は最新のデジタルツールよりも強力なソリューションと位置付けられます。「ビジネスでの問題解決に、紙芝居は大きな力があることに気づきました」とおっしゃいます。
ビジネスとして、紙芝居に大きなパワーを感じておられます。そこで、今年6月には新会社を設立されました。ビジネスツールとして紙芝居の価値を高く評価されています。ビジネスで困ったら紙芝居にしましょうとおっしゃいます。
◎SDGsもテーマに
具体的には、松下幸之助翁の紙芝居を3本制作されました。保育園の周年記念イベント用の紙芝居も作られました。
天王寺動物園では絶滅危惧種を題材に、大手企業の依頼ではプラスチック廃棄物の問題も紙芝居にして、訴えられます。3年前から環境、SDGsをテーマにした紙芝居にも取り組んでいます。
◎簡単低コストで伝える
これからは、中小企業にも紙芝居を活用して欲しいとおっしゃいます。紙芝居は製品のPR、社長考え、経営方針などを分かり安く低コストで伝えられる媒体でもあります。
周年記念や会社のイメージを端的にアピールできるのです。中小企業こそ紙芝居を活用して元気になってもらいたいとおっしゃっていました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞