ダンボールケース製造販売のヨーコーパック(電話 072・2 5 3・4 48 1) は、積極的な設備投資、営業部門ではリモートに頼らないドブ板営業で社内改革を推進。コロナ禍で製造と営業が相乗効果を発揮、過去最高の売り上げを達成した。
昭和52年の設立。大阪府堺市北区南花田町に本社工場を置く。「各人が未来に希望を持ち、誇りを持って働ける明るい会社“未来に夢ある企業”を目指しています」と、堺谷一雄社長。
平成30年1月に社長に着任。「古い設備で遅くまで残業をしなければならない会社でした。そこで明るい会社へ社内改革に取り組みました」と。
積極的な設備投資を実施。新鋭印刷機、材料供給のオートフィーダー、そして昨年7月には自動糊貼り機など過去3年間で約2億円を投入、生産設備を一新した。
物流では自社トラックを5台に充実させ、自社便配送を確立。残業しなくても生産量の拡大、コストダウン、即納体制を実現する一方、営業部門も強化した。
営業マンは30-70歳まで4人体制。「生命線は新規開拓」と、対面のドブ板営業で取り組む。会社リストアップの見込み客と営業スタッフの個人リストをもとに、コロナ禍の昨年新規顧客訪問件数は2624社に半減。
それでも面談、見積り、成約へとつなげて、25社の新規取引先を獲得。仕事量は1割増、過去3年で5割増を達成。年商5億2600万円の過去最高を更新した。
大きな声の活力朝礼、職場単位での情報共有を徹底し、無駄を省く効率的な仕事を実現。受注した顧客情報はシステム管理する。アナログとデジタルの融合でコロナ禍でも元気経営を進めている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞