◎ネット販売やゲーム
時代とともに、新しいビジネスが次々と生まれています。インターネットを活用したネット販売、ゲームやSNSサービスなど、デジタル時代はなかなかついて行けないビジネスもたくさんあります。
昭和のジャーナリストの弱点です。過去の経験で偉そうなことを言っていても、SNSでの情報発信は苦手。ネット情報にはなかなか対応できていないのが現状です。
先日、取材でそんな新しいビジネスに出会いました。ただ、インターネットのDXビジネスではありません。そのビジネスとは、トレカでした。
◎トレカのビジネスとは?
トレカ?と聞かれたわかる方は立派です。ボクは残念ながらなんのことやら。経営者さんにお聞きしました。
トレーディングカードの略称でした。トレードするカードです。希少なカードにはカードそのものに価値があり、何百万円にもするそうです。
◎大人も楽しむ
また、カードを使って相手と対戦ゲームも出来ます。子供たちはそれで楽しめますし、大人も楽しんでおられる方が多いそうです。
ボクの全く知らないトレカが、世界的に人気になっているそうです。取材先は、そのトレカショップを運営されている会社でした。
◎ボクと同い歳
こんな新しいビジネス。手がける経営者さんも若者と思いそうですが、実はほぼボクと同い歳のご夫妻でした。ご自宅兼事務所にお邪魔して取材させていただきました。
まずは、なぜこんなビジネスを始められたかということです。ボクの世代ではなかなか思いつかないのですがね。
◎飲食からゲームソフトへ
この経営者さんは、外資系の会社で顧客情報管理システムのPOSを販売されていました。その後、あの有名な餃子チェーンで働いておられました。
将来のことを考えて独立を決意、当初はこれまでの経験を活かして、飲食店の経営を計画されておられました。ところが、テレビゲームソフトを扱うショップオーナーと出会われ、ゲームソフト店へと変更。
◎200店舗の加盟店
平成16年ごろからは、世界的に注目され出したトレカ販売に注力、トレカ中心の出店を進められました。
トレカは世界で普及しており、その市場規模は1000億円市場とも言われています。現在、こちらのお店ではグループ合わせて直営6店舗に拡大、さらにトレカビジネス導入支援事業として加盟店を持っておられます。
◎過去の経験活かす
「若い頃にPOSシステムを学んだことで、何万種類もあるテレカの売買などの販売情報管理システムを構築、テレカ販売店舗に活用してもらっています」と。
また、「餃子チェーン店では品質、サービス、清潔のQSCを学びました。テレカの店づくりにも大いに役立っています」と、おっしゃいます。過去の経験を活かして、元気なショップを運営されていました。
◎大型ショップを開業
さらに、大型トレカショップを開業されました。120坪の店舗ではさらに変身、テレカショップに革命を起こしたと言われれます。
クリーンでオシャレな椅子やテーブルが並び、女性客にも人気です。入店はフリーで、対戦ゲームを楽しめる場所でもあります。
◎未来型ショップ提案
ポケモンカード、マジックザギャザリングの専用ショップで、店内に設置されたパソコンで購入。子供から大人まで楽しめる未来型トレカショップを提案されていました。
現在はグループあげて大きな会社に成長されています。飲食店舗も人気で、「今後はトレカとフードのコラボショップにも力を注ぎたい」と、団塊世代の夫妻は元気いっぱい。新ビジネスの挑戦は続いていました。
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