◎エコノミックアニマル日本
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
もうこのコラムも長く続けており、10年、20年前と比べると隔世の感があります。一時期はエコノミックアニマルと世界から揶揄されるほど、日本の経済発展は凄い勢いがありました。
今ではアジアの国々に比べても、立ち遅れています。日本の凋落ぶりは、目を覆いたくなるほどです。
◎ほとんど変わらない
中国から日本に帰って来られたビジネススタッフは皆な同じ感想です。「中国から見れば、日本はのんびりされておられます」と、異口同音におっしゃいます。
中国では1カ月も離れて戻ってくると、様変わりしていますよと。でも、日本ではほとんど何も変わっていませんなと言われます。
◎絶滅危惧種に
日本のビジネススタッフは、いつの間にか変質してしまっていたのです。エコノミックアニマルはもはや絶滅危惧種になってしまったようです。
にもかかわらず日本政府はコロナ禍で、国内外で大判振る舞い。財政赤字がますます広がっています。メディアもそこは批判せずに、現金か商品券かと、どうでもエエことばかりに終始しています。
◎日本が先を行っている
新年早々ですが、ほんまに日本大丈夫かいなと思ってしまいます。まあ、ここまではよく考えることですが、ここで考え方をちょっと変えてみました。
今の中国はまさに30年前の日本です。通ってきた道でもあります。ある意味では経験済みの話で、見方を変えれば日本が先を行っているのです。
◎金銭的な豊かさではない
今の日本は本当に経済発展を求めているのでしょうか?それは何のために?金銭的に豊かになるためでしょうか?
若い世代を含めて日本はある程度豊かになってしまいました。もはや金銭的な豊かさは求めていないのではないでしょうか。すると、それは。
◎日本の文化が世界から注目
日本人が求めているのは、幸せ感ではないでしょうか?生活を楽しむ。自然の豊かさなどを愛でることだと思います。
今世界では、ある種の日本ブームが起こっています。日本の食文化であり、生活文化が世界から注目を集めています。
◎アカン国ではない
コロナが終息したときに、一番行きたい国に日本をあげる旅行者が多いようです。実は日本が世界から一番人気のある国なのです。
日本はアカン国ではありません。魅力の国なのです。そう、日本の良いところをアピールし、まずは日本人が自信を持つべきです。
◎江戸時代からSDGsの国
日本の持つ三方良しビジネス、足るを知る精神的な豊かさ。今、世界が求めようとしているものです。日本は既に江戸時代からSDGsの国だったのです。
日本は100年企業が3300社以上あると言われ、今も増え続けています。「商いは牛のヨダレ」と、契約だけのあっさりしたビジネスではなく、粘っこいビジネスを良しとします。
◎急成長を諌める
また、「デンボ(おでき)とお店は大きくしたら潰れる」と、急成長して大きな会社になることを諌めてきました。実体なしで金を集める米国の巨大ベンチャー企業とはえらい違いです。
日本こそが、世界が今気づきつつあるSDGsのトップランナーです。足るを知る、細く長く続く持続可能な国を目指そうではありませんか!
◎未来永劫続く神の国
未来永劫続く神の国ニッポン。自信を持って今年も楽しく頑張りましょう!ニッポン万歳だ。
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