今しぼり(電話 0773・21・6831)は、都会から京都府綾部市に移り住んだ家族が協力しオンリーワンの醤油ビジネスを展開。今春から1組限定のキャンプ場の運営も始める計画で、田舎暮らしを活かした新事業を進める。
綾部市篠田町に本社を置き、設立は2017年。「都会から志賀郷に移り住んだ9家族が、今後子育てする上で何か収入源を見つけたいとの思いから始まった会社です」と話すのは、社長の多田晃さん。
多田さんは高校の教師を早期退職し、田舎暮らしを楽しむが、若い移住者の声に推されて社長を務める。メンバーの中に20年以上手づくり醤油を手がける人がおり、田舎暮らしを活かした醤油づくりの事業を始めた。
“しぼりたて”をテーマに醤油関連商品を開発、販売。醤油手づくりキットの「育てる醤油」、もろみを食卓でしぼる「今しぼり醤油」、もろみのオイル漬け「食べる醤油」、酵母の生きた醤油「生生醤油」などがある。
育てる醤油・卓上しぼり器セットは5720円(税込)。添加物は一切使わず、生きた麹菌を活用し全て食べ尽くす仕組み。生産は手作業で忙しい時には、地域の奥さんたちが協力する。
「収益面ではまだまだです。気持ち良く働いてもらうためにも給与をアップしたい」と、今後価格改定も検討。また、醤油づくりに続いて本社事務所の裏にキャンプデッキをつくり、1日1組限定のキャンプ場も計画している。
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