竹原編集長の明るいコラム

『ラッピングで明るい世界を』 (Free)

2022年3月12日

◎時は全てを解決する

時は全てを解決する、という言葉もありますが、時が全てを変えてしまう、ということもあります。ある経営者は、一番の強敵はライバルではなく、時だと喝破されていました。
時の流れは、ビジネスにも大きな影響を与えています。今まで盛況だったビジネスも、時とともに衰退することもよくあります。

◎ラッピング会社取材

商店街でも昔は良く見かけた呉服屋、時計店、ふとん店、畳屋さんなどは、ほとんど見かけなくなってしまいました。看板屋さんもめっきり減ってしまったようです。
先日は、その看板屋さんに変わって急速に普及しているラッピング会社を取材しました。ラッピング、カタチあるものを包み込むことです。

◎電車やトラックにも

小さな商品などを包み込むのがラッピングでしたが、今は大きな構造物でもラッピングできるようになりました。電車の外側に大きな広告、トラックの側面にも絵や言葉が書かれています。
今までは看板屋さんが直接、構造物に手描きしていました。それが今ではほぼラッピングに置き換わっています。コンピューターで描いたものをインクジェットプリンターなどで打ち出し、均一な表現ができます。

◎道具から手づくり

時間的にも素早くできます。だから看板屋さんに代わってラッピング業者が主体になっています。今回お邪魔した会社は、今から30年以上も前からラッピングを手がけるパイオニアでもありました。
「当時は大阪でラッピングをやる会社はほとんどありませんでした。だから、貼るための道具も自分たちでつくりました」と、振り返られます。ゴルフクラブのシャフトを切断し、貼る道具をからつくられました。

◎看板の絵はラッピング

「営業でもラッピングのことが理解できず、絵が描けなくて看板屋ができるわけないと、追い返されました」とおっしゃいます。大阪で開催された花博頃から、ロゴが注目されるようになり、ラッピングが普及していったと言われます。
「今ではトラックに書かれているデザインの大半はラッピングですよ。手描きはほとんどありません」と。時代とともに、看板の絵はラッピングになっていたのです。

◎高級乗用車へ応用

ラッピング技術が普及したことで、ラッピングに参入する企業も増えて、ビジネス的には厳しくなっているようです。そこで、こちらの会社では新しいことに挑戦されようとしていました。
高級乗用車へのラッピングでした。高級車になると、富裕層のお客様が多く、色もこだわります。でも、なかなか思い通りの色がありません。

◎家電製品や家具も

そこで、高級車をラッピングして自分好みの色を出そうとされます。また、ラッピングすることでボディのちょっとした傷も隠せるそうです。
このほか、ボートや家電製品や家具のラッピングにも乗りだそうとされていました。ラッピングすることで、自分だけのオンリーワン商品にできるのです。

◎包み替える世界

ラッピング技術は、世の中のカタチあるものを塗り替え、いやいや包み替えることになりそうです。コロナやウクライナなどの暗い中、明るい世界を表現して欲しいです。


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