音響家電などを手掛ける総合卸商社のセンター商事(06・4304・3600)は、コロナ禍の中で自社オーデイオブランド「CICONIA」を毅化。新製品である昭和感満載の「クラシカルステレオラジカセ」は、今年2月に行われた東京インターナショナルギフトショーで新製品コンテストグランプリを受賞。今年1万台の販売を見込む。
大阪市中央区内久宝寺町4丁目に本社を置く。ラジカセ、スピーカーなどの音響機器を中心に、アクトレスミラーなどの美容雑貨、コロナ禍では赤外線温度計、フェイスシールド、マスクなど感染防止グッズも扱う。
最近では新商材として電動キックボード、電動自転車なども輸入販売している。「創業23年の経験をもとに他社がやっていないもの、半歩先を見て遊び心のある製品を考えています」と、石尾慶一郎社長。
扱う商品は300アイテム近いが、なかでも力を入れるのが自社ブランド「CICONIA(チコニア)」だ。その1つが2月に発売したクラシカルステレオラジカセ。テープ、ブルートゥース、USB、マイクロSDにも対応。上代3万円。
機能に加え、レトロな昭和デザインが人気で、クラウドファンディングで目標達成したのに続き、2月開催の東京インターナショナルギフトショーではグランプリを受賞した。発売前から引き合いが殺到し、今年1万台の販売を見込む。
販売先は通販会社、家電量販店、ディスカウント店など。前述のレトロラジカセ、LEDパーティースピーカーやクラシカルレコードプレーヤーなどが、コロナ禍のなかで売り上げを伸ばしている。
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