大宝薬品(079・266・1605) は、漢方薬を中心に配置薬(置き薬)の販売を行う。カレーショップと連携したレトルトカレーの販売を機にキッチンカーでカレーショップも展開、薬品会社のカレービジネスが話題を集めている。
姫路市西夢前台2丁目にある配置薬専門の販売会社。姫路を中心に西播磨地区で約1万世帯を対象に救急箱に入った約40種類の漢方薬を訪問販売する。
「歴史のある漢方薬の配置薬販売に続く、カラダに良い新しい商材を探していました」と、山内誠社長。神戸のカレーショップ社長と出会い、薬とは異分野のレトルトカレーの販売に乗り出した。
業務用1㎏(5人前)の独占販売権と消費者用の210グラム入りを委託販売。賞味期限が約2年で非常食としても活用できるのも大きな魅力だ。
社名の下に“本格カレー”と表記したノボリを作成、店舗周辺に掲げると地元で話題に。「テレビの全国放送で取り上げられ、一躍有名になりました」と。
さらに、レトルトカレーを使ったキッチンカービジネスにも参入。社長自身が軽四輪車を改造し、近くの桜山公園大芝生広場で今年2月から毎月1回キッチンカーでのカレーショップをオープンした。
YouTubeでも発信し、5月の連休には姫路セントラルパークに出店。2日間で280杯を販売した。「キッチンカーは暑い夏場は休み、秋からまた再開します」と、漢方薬に続くスパイシーカレーに期待している。
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