幸南食糧( 072・332・2041)は、農家の若手後継者を対象に次世代のリーダーを育てる「KOHNANCOLLEGE」を開校した。消費地の現場で売れる農作物の出口戦略などを学び、“儲かる農業”のリーダー育成を支援する。
第1期生として北海道芦別市の農家から佐渡吏佑士さん(20歳)が来阪、7月1日に入学式が盛大に行われた。
「若者に日本の農業を守ってもらわなければならない。消費者の身近な現場で儲かる農業を学び、地元に戻ってリーダーとして活躍してもらいたい」と、川西修学長(幸南食糧会長)はエールを送った。
期間は2年間で1年目は食品開発センターで加工食品の製造過程の習得・営業活動のノウハウを習得。2年目は本社で精米現場の体験・仕入れの知識習得・営業活動の習得。その後、あべのハルカス営業所にて農産物の6次産業化を学ぶ。
農業繁忙期の春と秋はそれぞれ30日の休暇があり、帰省して農業を手伝うことができる。来年度からは4月入学とし、毎年若手農業後継者約5人を受
け入れる。入学金などの負担はなく、現場で働きながら学ぶため在学中は新入社員に準じた報酬、住宅手当てなども支給される。
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