サンコー物産(TEL 06・6533・1271)は、創業の精神を大切に、人間力を高める。社内では茶道・華道や剣道の稽古、社外では異業種4社とグループによる「3SK活動」を展開、元気経営を磨く。大阪市西区南堀江4丁目に本社を置き、建設土木資材の製造販売をメインに、3年前から公共工事へ参入、インターネット販売にも取り組む。
従業員は35人。年商13億円で堅実な経営を進める。
そのバックボーンが、細川三郎会長の創業の精神。「常に夢を持って感謝の気持ちを忘れず、自ら決断したことは責任を持ち、人様のために一生懸命に働く」。母からの教えを社内で共有する。
本社ビル4階には、体育館があり剣道の練習、立派な茶室も完備。「30年間お茶とお華のお稽古をやっています。勤務時間の午後4時から従業員だけでなく近所の方も基本無料参加いただけます」と、細川真一副社長。
社風や企業文化が醸成、人間力が磨かれ、元気な職場づくりにつながっている。
また、周辺のセトバルブ(西区)、カンタス(同)、サンワ・リノテック(大正区)の3社とグループを形成し、「3SK活動」を展開。整理、整頓、清掃の3Sに、危機管理のKを加え、コンサルタントの山口泰信(BCPJAPAN)さんの指導で活動。
2008年のグループ発足以降毎月、各社の職場を回り在庫管理から危機管理の幅広い分野でお互いが刺激し合い、他社から学ぶ。「コロナ禍ではオンラインに切り替え経営改革に貢献しています」と。2025年の創業50周年に向け、社風を大事に明るい社内改革を進めている。
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