大阪府豊能郡能勢町の中西ハーブ・ファーム(0727-37-0048)は、ハーブの6次産業化に取り組み、地元の道の駅などで人気を呼んでいる。ハーブティーや女性グループとジャムや味噌なども商品化、地元の活性化を進める。
能勢町倉垣で広い田んぼや畑を所有する生産農家。「私も主人も百貨店に勤めており、退職して家業の農業を継いでいます」と、中西美保さん。ハーブコーディネーターの資格を持つご主人のアドバイスもあり、平成8年からハーブを栽培。「百貨店で商品企画を担当した経験を活かし、売れる商品づくりを進めました」と。
カモミール、レモングラス、ローズマリーなどを主に栽培。ハーブを加工、ハーブティーを主力にバスハーブ、リースやハーブアレンジメント、このほか竹炭アレンジなどを商品化。地元の道の駅「能勢くりの郷」などで販売する。
ピーク時はスタッフ5人で多彩な商品を企画販売したが、今はスタッフと2人で活動。それでも道の駅に販売コーナーを持ち、人気となっている。
また、農家の主婦約10人と「食彩茶屋部会」(めんめ)を起業。ジャム、味噌、しそシロップ、焼き肉のたれなどを商品化してヒットを飛ばす。中西さんは大阪府の「農の匠」に認定、能勢町加工連絡協議会の会長も務める。昨年の憲法記念日知事表彰も受賞、能勢町の6次産業化に貢献「これからは若い就農者の手助けをしていきたい」と話している
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