ながしお農場(www.Nagashino-Nojo. com)は、兵庫・三田市、三木市で観光農園型農業ビジネスを展開。いちご狩りを主力にブルーベリー、丹波黒豆枝豆収穫体験などで年間約2万人を集客、6次産業を加え元気エンタメ農業を実践する。
「35歳まで建設業を営んでいましたが、父が体調をこわし長男の私が農業を引き継ぎました。2年間は苦労の連続でした」と、振り返るのは永塩有社長。いちご栽培に活路を見いだす農業ビジネスを推進。
2015年6月兵庫県三田市にいちごハウスを建設、2階建の多段階式のいちご栽培システムを導入。いちごの収穫量はアップする、人件費などのコストアップで収入は増えない。そこで始めたのが、いちご狩りの観光農園だ。
「お客様の心を豊かにする。いちご狩りでお客様のワクワク物語をつくろうと思いました」と。価格より体験価値を求めていると、安い入園料よりも、予約受付から来園、終了後までのサービスを徹底、顧客満足を高める戦略を推進。
お客様の評判を呼び、経営が軌道に乗り、続いてブルーベリー狩り、丹波黒豆枝豆収穫体験、いちじく、わくわく体験など独自企画で集客。今では年間約2万人が来園、“エンタメ農業”実現した。
また、奥様の永塩京子専務は、いちごやブルーベリージャム、ケーキなど加工した6次産業化を推進。フードロス削減などSDGsにも取り組み、地元の地域活性化にも貢献。「新しい農業目指す後継者を育成したい」と、今後は人づくりにも力を入れようとしている。
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