フツパー フツパー(066151-9167)は、AI(人工知能)を活用した安価、スピーディー、高品質の自動検品システムを開発、提供する。1ライン月額10万円を切る(2年目以降)サブスク方式を採用、新たに切削装置の故障発見システムも商品化、AIで中小企業のモノづくりを支援する。
設立は2020年4月。大阪市淀川区東三国4丁目に本社を置く、AIで町工場を支援するスタートアップ企業。大西洋CEOと黒瀬康太COO、弓場一輝CTOの広島大学在校時代の仲間3人組が、「日本経済を支える町工場をAIなど最新テクノロジーで応援したい」と立ち上げた。
その第1弾が、ユニークな商品名「メキキバイト」の検品システム。従来、人の目視に頼っていた検品業務を、エッジAIに加え、カメラ、照明、画像システムなどを組み合わせて自動化した。
「AIやクラウドシステムなどのソフトは自社開発。光学設計にも注力しており、照明、カメラなどのハードは既存のものを調達。形や色などをスピーディーで解析し『目』を極めた画像に仕上げています」と。
価格は初年度29万8000円で2年目からは月額9万8000円に抑え、中小企業の購入を促進。すでに、食品工場などでの納入実績を増やしている。
さらに、令和4年12月には振動異常を検知して工作機械のトラブル発見システムを開発、販売した。
部品加工、振動測定メーカー、制御•電子機器の3社とコラボしたもので、商品名は「振動大臣」。
AI活用でキッドを切削装置などにマグネットで簡単貼り付けるだけで対応できる。価格は月額5万円。
現在、社員は26人だが、令和5年には50人弱、年商4億円を計画。将来、IPOを目指している。
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