淀紙器製作所(TEL 06・6968・1277)は、商品の価値を高めるストーリーが伝わるパッケージを制作する。社内に「モノモコトモ」事業部を発足、共感できるデザイン性にこだわった売れるパッケージを提案、注目を集める。
大阪市城東区で、お菓子などを入れるクリアケースを主力にするパッケージ会社。2017年には、創業約50年の歴史を誇るパッケージのトータルプランナー、美販(東大阪市、TEL 06・7777・0201)のグループに加わる。
「パッケージは内容物を破損させないだけでなく、引き立たせ、感動を与えて商品の世界観を伝えることが大事。新しいパッケージに挑戦しています」と尾寅将夫社長。昨年末に、モノもできる、コトもできるパッケージをつくる「モノモコトモ」事業部を発足した。
社内に試作室「DRAWERS」を設け、サンプルカット機を導入、お客様のアイデアを即カタチにし、撮影もできる。「美販で培ったノウハウを活かし、手に取った時に凄いと思えるパッケージを目指しています」と、濱田友則開発営業部部長。
スタッフは、宮口彩花アートディレクターはじめデザイナー、カメラ、企画、営業関連の4人。釣り具のルアーを飾るクリアパッケージは評判で、数種類のパッケージを提供する。
工具屋さんが始めたドーナツ店向けには道具箱のようなパッケージ、オシャレなトマトパッケージもある。「新商品の売り上げアップをパッケージで応援したい」と、2年後にはモノモコトモパッケージで年商2000万円を計画している。
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