◆歌人とは。
「57577の31音という音数に言葉を凝縮し、思いを伝えます。ツイッターなどの短い文字数に親しむZ世代の間で広がり、今、〝令和の短歌ブーム〞と言われています」
◆きっかけは。
「小学生の頃に読んだ少女マンガのモノローグが原点です。大人になって、モノローグは詩なんだと気づきました。原点が少女マンガなので、読者の胸をぎゅっ
とさせる、せつなさを表現したいという気持ちで31音を紡いでいます。恋の歌も、ダイレクトに好きと言わずに余白で伝える。インスタでいう、〝ニオワセ〞のようなイメージでしょうか(笑)」
◆どんな活動を。
「【社会に役立つ短歌】が活動のひとつのテーマです。出版した入門書はコロナ禍で短歌に興味を持つ人が増えたこともあり、重版4刷になりました。天神橋筋の店主100人を取材し、短歌にした〝人情100首〞は様々なメディアで大きく取り上げてもらいました」
◆大阪・関西万博でも。
「関西は商人の街でもあります。関西の社長様を、100人を目指して取材し、今に繋がる幼いころの記憶、創業の苦労、SDGsへの取り組みなどを短歌とコラムにしています」
◆計画は。
「取材させていただいた社長様は80人、80首になりました。短歌は和歌の時代に遡ると1300年の歴史があります。千年後に残したいと思ってもらえるような短歌をつくり、関西の社長様の〝原点100首〞として本にまとめたい。そして、万博の年に展示会で世界に発信したいと構想しています」
▶HP= https://honokatanka.com/
▶プロフィール=未来短歌会所属、短歌教室ひつじ主宰、テレビ大阪放送番組審議会委員
▶作品紹介=短歌入門書「基礎からわかる はじめての短歌 上達のポイント」(メイツ出版)、歌集「100首の短歌で発見!天神橋筋の店 ええとこここやで」、「ライナスの毛布」(しょしかんかんぼう)など。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞