//大阪の開発プロジェクト、どう思います?
「お金を掛けることばかり。世界から見て魅力的ではありません。大阪ですから、お金を掛けずに世界をアッと言わせることを考えないとね」
//何かアイデアは?
「考えました。大阪と言えば、太閤秀吉さん。安土桃山城を参考に豪華絢爛、金ぴか、コテコテの大阪城ミュージアムをつくったらエエのでは…」
// 大阪城ミュージアムですか。
「城郭全体をテーマパークにし、城内のホテルは、お殿様気分が体験できる金ぴかの部屋。建築材料に日本の誇るハイテクを導入し、そっくりの金、そっくりの襖絵、土足OKの畳で飾ります。商業ゾーンには大手家電量販店などに入ってもらいます」
//それオモシロそう。
「私もそうですが、一般観光客はヨソの国の歴史や人物にそんなに興味があるわけでありません。“何やこれは!”と、びっくりするような仕掛けが要ります」
//費用はどうしますか。
「お寺や神社の寄付と同じです。寄進者の名前をパネルで表示します。大阪人は寄付には前向きです。企業さんは建設に使った先端技術や商品をPRでき、ビジネスにつながります。年金暮らしの年寄りにも、手伝ってもらいます。雇用創造にもつながります」
//うまいこと行きますかね。
「常識的なアイデアしかない学識経験者や官僚を巻き込まずに大阪の庶民と商売
人が一丸となってやれば成功します。場所が欲しいですね」
▽住所=大阪府東大阪市下小阪1-12-29
▽電話=06-6722-8317
▽事業内容=理髪業、店舗・自宅を20年以上掛けて1人で改造、天守閣がそびえる「小阪城」は地元では有名。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞