◎朝が早いは、元気社長の共通点
早起きは三文の得と言われますが、ボクの取材でも、早起きと元気は非常に関連が強いようです。元気な会社の社長さんとお話をしていると、「会社に来るのは早いですよ」というのが、共通の言葉です。
だいたい、午前7時ごろには会社へ来て、仕事を始めておられます。なかには、午前4時半に会社に来られる経営者さんもあります。
◎出来る社員も朝が早い
冬ならまだ真っ暗です。でも、社長さんが4時半に来られると、社員はとくに男子社員は5時ごろには会社へ来て仕事をするそうです。そんな会社は、なぜか厳しいときでも、がんばっておられます。
だから、ボクは講演でも元気な会社の共通点として、朝が早いことを挙げています。会社だけではありません。始業時間ギリギリに来る社員と1時間以上も早く来ている社員。どっちが出来るかというと、たぶん早く来ている社員のほうがよくやると思いますよ。
◎副住職の元気塾
先日、取材しました学習塾でも、同じように“早朝の効能”がありました。この塾の塾長は、僧侶です。実家がお寺で、そちらの副住職をされています。
「お寺は朝が早いです。朝は気持ちが良くて、仕事をすると効率が上がるのを、身をもって体験されています。だから子供たちにも早起きの良いことを教えてあげたかったのです」とおっしゃいます。
◎試験前に早朝特訓実施
普段は、夕方から塾を始められますが、中間や期末の試験が近づいてくると、早朝特訓を始められます。試験の約1週間前、午前6時半から8時まで塾を開けるそうです。生徒はまず塾に来ると、机の上をキレイに拭いてから、勉強を始められます。
毎日約50人が集まって、それぞれのテーブルに分かれて自主的に勉強します。塾長は、見回っておられるだけで、生徒さんは黙々と自主学習するそうです。「私語はするなと言いますが、早朝はふざける生徒もいません。みんな静かに勉強しています」と。
◎5教科で100点以上成績アップ
早朝特訓という言葉ですが、厳しい勉強をさせるのではなく、ただ朝起きして、こちらの塾で自主勉強するだけ。「でも、これを始めたらビックリするほど学力がアップしました」と、おっしゃいます。
なんと、5教科で合計100点以上もテストの成績が上がったそうです。「早朝は頭もスッキリしています。とくに朝の7時はゴールデンタイムと言われ、頭が一番冴えているときです」と。
◎原発事故でサマータイムへ
朝は集中力も高まり、夜に眠い目をこすって勉強するより、ずっと頭に入るのでしょう。
そう言えば、今年は福島原発問題からサマータイムを導入する動きもあります。今年の夏はみんな早寝早起きして、頭スッキリして、仕事に取り掛かったら良いと思います。
今年の夏は早起きしませんか。早起きは三文の得で、ニッポンを元気にしましょう。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞