◎元気な社長は飛び回る
元気な会社の社長さんは、会社にじっとしていないで飛び回っておられます。外へ出て、現場の生の声を聞き、時代の流れをいち早く感じ取って、ビジネスに生かされます。人と会う時間も多いと思います。
だから、取材を申し込んでも、そう簡単にはアポが入りません。元気な社長さんは忙しいのです。だから、いつもビジネスのことばかりされているのか?と思うと、またこれが違うのです。
◎京都の建築会社の社長さん
最近、取材した2人の社長さん、忙しいなかで、自分の趣味の時間をしっかりと取っておられました。趣味と言っても、カラダを動かすスポーツです。健康を兼ねて、時間を割いて取り組んでおられます。
まず、お1人は京都の建築会社の社長さんです。友人に誘われて、40歳代の後半からマラソンを始められました。週3日は早朝約1時間近く走られます。
◎健康への意識高まる
「世間に公表するとやめられないので、まず、フルマラソンに出場して完走することを宣言しました。その目標に向かって毎日走るようにしました」と。さすが社長さんです。まず、目標を設定されて、行動されました。
今ではホノルルマラソン、100キロのサロママラソンにも出場されています。「走り出してから健康を意識するようになり、食生活も変わりました」と社長さん。体重も13キロ減量されたそうです。
◎経営もマラソンも一緒?
そして経営にも役立っていますと言われます。「マラソンは周到な準備をしてレースに出場します。事業もきっちりと準備して取り掛からないと失敗します」と。
「マラソンは完走した瞬間、これまでの苦労が感動に変わります。おなじようにお客様と折衝し苦労して家を建て、完成してお客様からありがとうと喜んでもらった時、最高の喜びになります」と。
今では、社員さも社長に倣ってマラソンを始めているそうです。ボクはこの会社の経営を“マラソン経営”と名づけて紙面で紹介しました。
◎居合いで動じなくなった
また、大阪市内で不動産管理業をされている社長さんは、50歳を過ぎてから“居合い”を始められました。「銀行の人に誘われたのがきっかけ、ついついハマってしまいました」と。今では、奈良地区の代表をされておられます。
「人間の礼節を学ぶものです。“心が貧乏”な時代こそ居合いをやるべきです」と。
◎経営判断間違わない
そして、「居合いをやって物事にあまり動じないようになりました」と、経営においても判断が間違わないようになり、心の豊かさを取り戻せるようになったそうです。
難しい経営学の勉強も良いですが、スポーツに学ぶ経営学もエエと思います。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞