負けん気、悔しさがパワーになります（6月号）

ＬＯＳＳ　ＴＩＭＥ、社長、大西一平さん

2011年5月31日

//トップラガーマンから飲食店オーナーですね。
「実はラグビー選手というのは、現役を辞めると就職先がなかなか見つかりません。そこで働ける場として、飲食店の経営に乗り出しました。バー２店舗と大阪北新地と東京渋谷で『月島屋』というお店を経営しています」

//どんなお店ですか。
「自分がラグビーをやっていて、いろんなところで美味しい肉料理を食べてきました。
その経験を活かして月島屋では牛肉、豚肉、鶏肉の創作肉料理を主に提供しています。
コンセプトは艶食（つやしょく）です」

//艶食？
「ホルモン系の和風アレンジメニュー、鍋料理も豊富です。テーブルには特製の『コラーゲンパウダー』を置き、料理に自由に振りかけてもらいます。ツヤクリームチーズもありますよ（笑）。うちの料理を食べると艶が出て元気になり、女性にも人気です」

//ラガーマンも働いている？
「そう、厨房に入って料理もするし、オペレーション、ホールサービスもします。彼らはここで飲食店の経営を勉強。将来は自分の店を持ってもらうのが狙いです」

//ラグビー日本一の経験から元気とは。
「負けん気、悔しい気持ちを持つことです。怒りの気持ちをパワーに変えることだと思います。関西はいま少し萎縮しているように見えます。“よっしゃ、行こか”の気持ちを持たんと…」

・月島屋浪速店＝大阪市北区堂島浜1-3-16
　Tel ０６-７６７０-２８２８
・本社＝東京都渋谷区宇田川町12-9
　Tel ０３-６８９２-２８２８
http://www.loss-time.co.jp）

・プロフィール＝大阪出身、大阪工業大学高校、明治大学、神戸製鋼でラグビー選手として活躍。神戸製鋼では主将も務め、７年連続日本一を達成。神戸製鋼を退職して、日本ラグビー業界初の“プロコーチ”を宣言し、10年以上にわたって選手の指導に当たる。