竹原編集長の明るいコラム

もったいないで女性パワー炸裂 (Free)

2011年6月12日

◎元気な女性をみつけた

女性が活躍する会社は元気です。このコラムでも、女性元気論を何回も書いていますが、今回、またまた元気な女性を見つけました。

場所は門真市です。道路沿いになるビルでした。元気な女性経営者さんが出迎えてくれました。この経営者さんは、社長さんではありませんでした。

◎大手メーカーで派遣社員

「社長さんではないのですね」と、お尋ねしました。「この事業については、実質社長のような存在です」とおっしゃいます。

この女性は、以前大手電機メーカーで、派遣社員として働いていたそうです。「それまで電子機器のことは全く知りませんでした」と振り返られます。

◎不良品を捨ててしまう

出来上がったプリント基板に不良品が無いかを、検査する作業でした。「根気のいる仕事は女性が得意ですからね。不良品の基板が見つけると、取り出して捨ててしまうのです」と。

基板の不良品といっても、小さな汚れや機能とは直接関係ない数字や英文字の字のかすれなどです。1つのシートで1ヵ所不良が見つかると、4-6つの基板全てが捨てられることになります。

◎独立して修理ビジネス

「もったいないと思って、上司に修正して直したらどうですか」と相談されたそうです。でも、その提案は採用されませんでした。17年間この仕事をされた後、独立して不良品基板の修理ビジネスを始められたのです。

「独立したとき、法人でないと仕事がもらえないので、知り合いの会社で1つの事業部門に入れてもらったのです」と。だから、この女性は社長さんではなかったのです。

◎若い女性が修正

大手基板メーカーから捨てられるはずの不良品がどっさり運ばれてきます。ミクロンオーダーのキズをカッターや筆を使って、拡大鏡を覗き込みながら修正されます。

現在、スタッフは11人。全員女性です。それも20歳代から30歳代の若い女性軍団です。「非常に細かい作業ですからね。視力の良い若い方が適しています」と言われます。

◎良品化率は8割以上

驚いたのは、不良品の良品化率です。「低めに言っても80%以上です。捨てられていた基板がうちにくると良品に甦ることになります」ときっぱり。捨てるには費用もかかるし、良品として出荷できるわけで、企業にとってコストダウン、そしてエコにもなります。

◎台車やラックも開発

不良品基板の修正というニュービジネス、「もったいない」という女性らしい発想で生まれました。このほか、派遣時代に仕事先でこんな台車やラックがあったら便利と思っていたものを商品化され、工場向けに販売されています。

前向きに仕事に取り組んでいると、ビジネスチャンスはいくらでもあります。女性軍団のパワーを感じました。


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