竹原編集長の明るいコラム

モノづくりが変わってきた(Free)

2011年6月20日

◎暗いイメージの事務所

モノづくりの会社さんが最近、変化してきたように思えます。以前は技術力優先でモノづくりに取り組む“技術至上主義”。全てが技術優先で、職場の雰囲気などは、あまり重視されていませんでした。

工場や事務所では、黙々と仕事をされ、楽しそうなムードではありません。どちらかいうと、暗い感じです。モノづくりだけに専念しているという印象でした。

◎真っ白の事務所カラー

今はちょっと違います。元気なモノづくりの会社は、間違いなく明るいのです。工場をカラフルに塗ったり、英文字表記を使ったりと、おしゃれにされるところが増えています。

ある東大阪の貸し工場では、2階の小さな事務所を真っ白に塗っておられました。「お客様が来られたときの印象が違いますからね」と、満足そうでした。 中には、蝶ネクタイを締めて、イメージアップに取り組んでおられる社長さんもいます。

◎女性社長の明るい会社

先日、取材におじゃましたモノづくり企業さんも明るい雰囲気でした。取引先のお客様が事務所にやってくると、中の従業員さんが冗談を言われて、みなさん楽しそうです。従業員さんの笑顔が絶えません。

「明るい職場ですね」と女性社長さんにお聞きしました。「以前は暗かったですよ。私が社長になってから徐々に変わってきました」とおっしゃいます。やはり、女性社長の強みです。

◎社内体質を抜本的に改革

男性はどうしても、技術ばかりに偏りがちですが、女性は全体、雰囲気を見るのがうまいのです。「社長になって手がけたのは、財務体質をしっかり見直したのと職場のムードを明るくすることでした」と、振り返られます。

経理出身の方で、親戚の社長の後を継いで社長になられました。確かに経理も、細かなところに気がつく女性の強みかもしれません。そして、社長になって社内体質を抜本的に改革、明るい雰囲気になったのです。

◎お肉の丸焼き機を開発

「もちろん怒りますが、仕事は楽しくしないと…」というのが経営のスタンスです。社長さんは、従業員さんにも気軽に声を掛けられます。そんななかで、生まれた新製品がありました。

これまでは、下請けの仕事ばかり。初めてバーベキュー用のお肉丸焼き機を開発、商品化されたのです。「ちょうどリーマンショック後の仕事がないときに開発しましたから楽しかったです」と笑われます。

◎100台販売

大きなお肉の塊をどうしたらうまいこと焼けるか、従業員みんなでチエをしぼられました。「ぼちぼち売れていますか?」とお聞きしたら、なんと「100台以上は売れましたね」と答えられました。すごい。びっくりです。

「本業の営業に行ったついでに、丸焼き機の話をしたら、おもろいと結構買ってくれます」と担当者。商売は笑売です。全て楽しくやらないとね。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113