◎アッと驚く会社へ
久しぶりにアッと驚かされる会社に行ってきました。吹田市にあるこちらの会社、会社の看板もありませんし、玄関ドアもちょっと分かりづらい、迷ってしまいます。
意を決してドアホンを鳴らしました。そうしたら、直接社長さんの登場です。ドアを開けるそこは会議室のような雰囲気です。社長さんのアポを取ってくれた広報の人はおられません。
◎広報はテレビ会議で参加
そうしたら急に声が聞こえました。「竹原さんこんにちは!」と。テレビからしゃべっているのです。この女性の広報社員は、本日は在宅勤務で家から参加です。あのゲームのプレイステーションを活用したテレビ会議が普通に使われていました。
社長さんは米国で学生時代に起業、その後、日本に戻ってこられたガチガチのITベンチャーです。「まず職場を見てください」と、2階のオフィスを見学させてもらいました。
◎モニター3台を操る
若い社員さんはジーパンにポロシャツと米国風ベンチャーの雰囲気がただよています。それぞれの机にはパソコンとモニターが3台も置かれています。
「モニター3台で仕事の効率化がさらにすすみました」と社長さん自慢されます。静かです。そこで発見しました。社員さんの机には電話が1台もありません。だから、どこの事務所でも聞こえる電話の音がしなかったのです。
◎電話のないオフィス
「電話はありません。顧客とも電話でやり取りは一切しません」と。こちらの会社では、全社員がアイフォーンを持ち、パソコンとアイフォーンで会話されているのです。
普段の社員のやり取りは、専用のチャットツールを使われます。ボクのためにお茶を出してもらいましたが、それも社長さんがパソコンでチャット、すぐにお茶がとどきました。
◎チャット、ツイッターで会話
このほか、ツイッターでちょっと気付いたことなどを連絡されます。Eメールは返事の要らない報告事項のような内容が多いそうです。「全部履歴が残りますから、言った言ってないとモメることはりません」と。
外出時はもっぱらアイフォーンが威力を発揮します。メールをチェックしたり、どこでも事務所になって仕事をされるそうです。
◎東京、大阪オフィス24時間見える
また、東京と大阪の事務所にはずっとテレビ会議のモニターが設置され、24時間お互いの事務所が映っています。「○○チャン髪切ったん?」と、まるで隣に居る雰囲気で話されます。
いやいや、こっちは驚くばかりです。これまでITで顧客管理、データ管理した元気企業を取材しましたが、こんなにITを活用した会社があったとは…。
◎IT支援ビジネスにつながる
ITを徹底活用した日本一スマートな会社でした。自社のIT活用を見せることで、IT支援ビジネスにうまくつないでおられました。すごい!。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞