◎日本一明るい経済新聞とは
関西には日本一を掲げる会社が少なくありません。ボクノが発行しています新聞も、日本一明るい経済新聞という、変わった名前の新聞です。
ボクの場合は、新聞記者を長くやっていて、日本の新聞の暗さがよく分かり、それなら逆に明るい新聞をつくってやれ、と思いました。ただ、それだけはおもしろくもなんともありません。
◎日本一でなくても日本一
どうせ明るい新聞を目指すなら日本一を付けてやれ、と日本一明るい経済新聞となったわけです。東京の人に見せると、おもしろい新聞ですねと言っていただく一方、本当に日本一ですか?と言われることもあります。
関西人にしたら、そんなことどちらでもエエのです。関西には日本一安い店、日本一うまい店など、街を歩いていると、いっぱい日本一を見つけることができます。本当の日本一というのでなく、すごく安い、すごぃ美味いと同義語で活用していることが、少なくありません。
◎病院で笑顔プロジェクト
先日、取材で訪れた病院では、日本一の笑顔プロジェクトを展開されていました。早速、院長先生に日本一の笑顔プロジェクトについてお聞きしました。
「病院来られる患者さんは、不安を抱えておられます。そんな方に少しでも元気を出してもらうには、病院のスタッフがまず明るくしないといけません」と。でも、病院のスタッフも普段、ハードな仕事をされているので、ついつい不機嫌なことになってしまうことも少なくないそうです。
◎笑顔測定器で競う
そこで、みんなで笑顔を出して、患者さんと接触しようということになりました。ところが、そう簡単に笑顔がつくれるわけではありません。どうすれば笑顔をつくれるか?導入されたのが、笑顔測定器でした。
この機械は、大手電子機器メーカーが開発されたもので、この測定器の前に座って笑顔をつくると、あなたの笑顔は何点ですと、表示してくれます。
スタッフは空いている時間に、この測定器で笑顔を測定、その点数を競い合うという運動を始められました。笑顔を普段から練習していると、実際の患者さんの前でも良い笑顔がつくれるというわけです。
◎練習、努力して良い笑顔
これが、こちらの病院の日本一笑顔プロジェクトでした。スタッフは練習して、努力して良い笑顔をつくっているのです。笑顔プロジェクトに“日本一”をつけてもまったく問題ないと思いました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞