竹原編集長の明るいコラム

真剣勝負!中小企業の海外進出

2011年10月22日

◎中小企業のグローバル化セミナー

大手に続いて、日本の中小企業のグローバル化が大きな問題になってきました。デフレによる日本市場の縮小、円高など、日本の将来に不安がいっぱい。生き残りを賭けて、海外に出て行かざるを得ない状況になりつつあります。

そんななかで、ボクの知り合いの社長さんがパネラーとなられた中小企業のグローバルセミナーがありました。その社長さんに、誘われたこともあり、1人の参加者として聴いてきました。

◎大手自動車メーカーの経験

約20人のモノづくり経営者が集まっておられ、間近に迫ったテーマだけに熱心に耳を傾けられていました。以前大手自動車メーカーにおられ、海外進出の経験豊富な方がお話をされました。

「しっかりと言わないと現地では話が伝わらない」など、分かりやすいお話をされました。ただ、大手自動車メーカーの方だけに、どうしても中小企業の進出とは、かけ離れた部分も多くありました。

◎中小企業の海外展開

最後に成功する3つの条件として、世界一の技術を持つこと、現地での人材の育成、グローバル化をあげられました。でも、どれも中小企業にとっては、すぐにできるものではありません。

やはり、中小企業の海外進出の事例が欲しいのです。そうしたらパネラーの乾燥機メーカーの社長さんが、発言されました。中国、タイ、ベトナムと工場を進出、一足早くグローバル化を進めておられます。

◎海外進出には精神力

「大手企業は海外進出に失敗しても、また次の手が打てます。でも、中小企業は失敗したら終わりです。失敗できません」と。

失敗しないためには、何が必要か。「精神力、マインドです」と、テクニック論ではなく、精神論で海外進出を話されます。確かにそうかもしれません。いい加減な気持ちで海外進出した中小企業さんは、その後、結構撤退しています。

◎軸足を海外に置く

「グローバル化に当たっては、経営者の発想を変えないといけません」と言われます。軸足をいつまでも日本に置いていてはだめ。海外に置くという、意気込みでグローバル化しないと、成功は難しいと指摘されます。果たして、中小企業経営者にそれだけの覚悟ができているのでしょうか。

そして、「日本人はやはり優秀です。素晴らしい技術もあります。日本の品質を維持して、アジア市場で勝負すれば、絶対に勝てます」と言われました。

◎中国で材料、タイ・ベトナムで生産

この社長さんは、中国を生産拠点にするより、材料の仕入先という視点で見られます。その安い原料を使って、タイやベトナムで製造すると、品質は日本並み、価格は中国並みとなり、世界市場で勝てるという発想です。

やはり中小企業さんの真剣勝負の海外進出の話が、一番の参考になりました。


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