◎お米とお酒、タバコを販売
みなさん元気を出さな、あきまへん。アカンアカンでは、なんの解決にもなりません。先日、取材したお米屋さん、大変働き者のご夫婦でした。
駅前にある小さなお米屋さんです。お酒もタバコも扱っておられます。お店いっぱいにお米を並べておられました。
お店を経営するご夫婦、むちゃくちゃ元気です。ニコニコしながら、インタビューに応じていただきました。
◎お客様にオリジナルごみ袋
「どんなお米が特色ですか?」とお聞きしました。そうしたら、「福島産のお米です」とおっしゃいます。福島は震災と放射能問題で、大変厳しい状況にあります。福島米のなかでも、会津の減農薬の特別栽培米を販売されていました。
放射能を危惧されておられる方も多いので、お米の横には放射能検査のモニタリング検査結果の紙も添付されていました。サービスもいろいろあります。お米を購入された方には、別注のゴミ袋をプレゼントされます。
◎隣でイタリア料理店
「このゴミ袋は主婦の方には人気です。持つところがついた別注ですからね」と、奥様はおっしゃいます。また、配達ではなくお店へお米を買いに来られた方には、ポイントカードを提供されていました。
お米店の隣では、イタリア料理店も営業されています。カウンターだけの小さなお店ですが、良い雰囲気です。お昼は奥さんと娘さんが協力して、ランチも提供されていました。
隣がお米店ですから、お米店でお客さんがいないときは、イタリアンを手伝っておられます。ボーと店番するのではなく、お隣で接客できます。
◎休み無く朝から晩まで働く
また、近所のスーパーの中では、うどん・丼店も手がけています。大変繁盛しているそうです。お米店とイタリアン、うどん・丼店を家族でやっておられ朝から晩まで、日曜日もなく働きつづけておられます。
まさに、趣味は仕事です。街のお米店では、大手スーパーでお米を買われる方が増えて、売り上げ減少で悩んでいるところは少なくありません。こちらのご夫婦にインタビューしていると、景気が悪い、厳しいなどの後ろ向きの会話は一切出てきませんでした。
◎お米と酒が売れる相乗効果
お米屋さんが、イタリアンやうどん・丼店までやられるのか?素直な疑問をぶつけました。「イタリアンではワインなどのお酒が売れます。うどん・丼店ではお米が売れます。良いお米・ワインを安く提供できるので評判ですよ。美味しかったと、店でお米やお酒を買ってくれます」と。
働き者には幸宿るー。そのことわざどおりのお米屋さんでした。元気を出して働きましょう。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞