竹原編集長の明るいコラム

3S活動で円高を克服しよう

2011年11月26日

◎中小企業の海外進出加速

円高で日本の中小企業は大変厳しい状況に追い込まれています。東大阪周辺のモノづくり企業でも、このままでは経営が成り立たないと、中国をはじめアジアへの工場進出を真剣に考えておられます。

でも、海外進出といっても、そう簡単にできるものではありません。実際にアジアに進出された中小企業さんでも、その後、撤退されたところが少なくありません。

◎出るも地獄、残るも地獄

「出るも地獄ですし、出ないにも地獄ですわ。どないしたらよろしいねん」と、悩んでいる中小企業の社長さん、少なくありません。リーマンショック、東日本大震災、円高と本当に苦しい状況にあります。

そんななか、先日、大阪で中小企業の関係者約400人が参加したサミットが開催されました。テーマは「3S」。そう整理、整頓、清掃のあの3Sのサミットです。

◎大阪で3Sサミットが開催

全国から3S活動に取り組む中小企業さんが集まり、お互いに3S活動の情報交換をされました。みなさん、すごい元気があり、中小企業の不況を吹き飛ばすような勢いがありました。

実はボクの取材でも、そのことをいつも感じています。工場へおじゃまして、生産現場を見ると、この会社がうまくいっているか、どうかすぐに分かります。

◎カリスマ指導者

キレイな工場はみんな業績が良いのです。3S活動をされている会社は、なぜか不況にも負けていません。だから、この3Sサミットにも大変興味を持って取材に行きました。

この3S活動の普及を中小企業さんに指導されている方が、関西におられます。3Sサミットでも、基調講演をされました。ボクは、3Sのカリスマ指導者だと思っています。

◎3Sで心が変わり会社が変わる

関西で3S活動のモデル企業の大半は、このカリスマ指導者の息がかかっているところが多いです。でも、ご本人はカリスマのようなイメージではありません。優しい感じ、おもしろい人です。

「工場をキレイにするだけではダメですよ。生産性の向上、効率アップ、収益性の高い会社にすることが目的です」と、3S活動の最終目的をしっかりと語ってくれます。「3Sで人の心が変わり、会社も変わります」と。

◎3Sでモノづくり大丈夫

円高で自信を無くしている中小企業の経営者さんに、「大阪のモノづくりはまだまだやっていけます。大丈夫」と、うれしいことをおっしゃってくれます。3S活動をしっかりやれば、リードタイムが35%短縮できると強調されます。

円高克服のため、中小企業ではいろんな経営改革を検討されていますが、ボクはまずこの3S活動があると思います。3Sでこの円高を乗り切りましょう。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113