◎トロフィーの販売
明けましておめでとうございます。本年もこのコラムをよろしく願いします。お正月早々なので、ちょっと明るい開運の話をしましょう。
年末に取材しました会社です。大阪市内の天神橋筋商店街にあるお店(会社)です。何を売っているのか?それは、トロフィーのお店でした。そう、優勝したときにもらう、あの華やかなトロフィーです。
◎よそがやらないこと
「ボウリング場がブームのときは、トロフィーもよく売れました。でも、その後需要は大幅に減ってしまいました」と女性社長。最近、ホンマに元気な女性社長さんが増えています。おじいちゃんが創業者で、この方で3代目です。
厳しい経営環境のなかで、バトンタッチされました。苦境を乗り切るため、ボクがいつも言っていることをやられました。それは、「よそがやってないこと」に挑戦されました。
◎ネットでトロフィー販売
具体的には、トロフィーのネット販売でした。「当初、誰もネットで販売していませんでしたからね。社内では皆なに反対されました」と、振り返られます。
ネット販売を始めると、トロフィーはどこでも売っている商品ではないため、全国から注文が殺到。ネット販売が大ヒットしました。その後、他社もトロフィーのネット販売を始めると、こんどは差別化したネット戦略に取り組みます。
◎日本一でっかい!
女性がもらって嬉しいトロフィーのネット販売です。「トロフィーというとプロレスを連想するように、男のイメージが強いです。女性はそんなトロフィーは欲しくありません」と。
そこで、ステンドグラス作家などとタイアップして、女性が喜ぶオシャレなトロフィーを販売されたのです。
さらに、高さ171センチもある日本一デッかいトロフィーを販売されたのです。このトロフィーを持ち上げると、何か良いことが起こる開運トロフィーとしても売り出されました。
◎トロフィー持ち上げ結婚
うまいやり方です。テレビの取材も入り、ある女性タレントさんが、このトロフィーを持ち上げました。そうしたら、その直後に結婚発表されたそうです。
「このトロフィー持ち上げると、ホンマに開運ですよ」と、喜んでおられました。トロフィービジネスだって、ちょっとアイデアを絞れば、まだまだやれます。
今年もチエを絞って元気な経営をやりましょう。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞