竹原編集長の明るいコラム

出口探し!モノづくり企業の挑戦 (Free)

2010年8月22日

◎厳しい状況のモノづくり

この不況でモノづくり企業も、一段と厳しさを増しています。仕事は減ったうえに、金額がどんどん下がり、収益面で厳しい状況に追い込まれています。
「このままではやっていけなくなる」と、若手経営者さん、2代目さんが新たな挑戦を始めておられます。先日、取材しました神戸と大阪のモノづくり企業さんも、新たな取り組みをされていました。

◎鉄素材の文具類

まず、神戸の会社さんは住宅建材向けの金属加工をされていました。その息子さんが挑戦されているのが、鉄素材を使った文具類でした。
鉄の素材を活かしたもので、トレーや卓上時計、名刺入れなどを作っておられました。すごいデザイン性のあるもので、独自のブランドもつくられました。

◎オシャレな鉄雑貨

今では、東京の代官山の雑貨店などにも置かれているそうです。ネット販売も始めておられました。さすが神戸のオシャレさをうまいこと活用し、“鉄雑貨”を商品化されていました。
下請けの鉄工所で作っているというイメージは全くありません。どちらかというと、作家さんがつくった作品のような重々しさがありました。

◎金属製の花びん試作

一方、大阪の金属加工部品業者さんも、得意の加工技術を活かして金属花びんをつくられました。アルミを加工して花びんにされました。
「第一弾の試作品はアルミ金属の花びんでした。筒状のアルミを積み重ねてカラフルなデザインもつくれます」と。しかし、値段があまりにも高いこともあり、本格販売にはいたりませんでした。

◎100種類のカラー

手がけているのは、やはり社長の息子さんです。「受注量がどんどん減っています。このままでは下請け仕事だけで食べていけません」と。モノづくりのノウハウを活かし、一般消費者向けの商品開発にチャレンジされています。
第二弾の商品は、アルミ金属の中を削り、アルマイト加工で色づけをした小型の花びんです。色が1000色もあり、並べて見ると大変きれいです。

◎どうすれば売れるか?

その金属のなかに、枯れないお花であるプリザーブドフラワーを飾りつけた、女性が喜びそうなお花です。値段が4000円から5000円になるそうです。
うーん、女性にとってはちょっと高い値段設定かも…。「金属の質感はやっぱりよいでしょう」とおっしゃいます。確かに、モノが良いのはよくわかります。でも、売り方が難しいのです。
モノをつくるのは得意です。どうすれば、売れるか。出口を見つけるのが最大の課題だと思いました。


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三田理化工業社長 千種 純さん

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